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強く 抱きしめて 5

もう腰だけじゃなくて、後ろの穴まで反応して、期待してヒクついてしまう。 剛さんのが入ってきている時のことを思い出して、お腹の中が熱くて、穴が勝手に締め付けようと反応している。 抵抗なんかできないし、拒否もできない。 だって、したい。 ボクも、剛さんとしたい。 「・・・先に行ってて下さい・・・」 「わかった、待ってる」 そう言って剛さんは、ボクの耳をそっと噛んでから体を離して、バスルームへ行ってしまった。 耳が噛まれた瞬間に、全身に快感が走って、脳味噌が揺さぶられて、腰がうねっていきそうになってしまった。 剛さんは、そんなボクの反応をわかっていて、愉(たの)しんでいる。それでいて放置して行ってしまう。 ちょっと意地悪。 いつの間にこんなエッチで意地悪なこと覚えたんだろう・・・。 ボクは体に残る快楽に耐えながらキッチンを離れて、自分と剛さんのパジャマと下着を用意して、剛さんの待つバスルームへと向かう。 剛さんがシャワーを浴びているのを扉越しに確認しながら、ボクは着ていたセーターとジーパンを脱ぐ。 心臓がドキドキしているのを感じながら全裸になると、そっと・・・扉を開ける。 気配を感じた剛さんが、扉がぶつからないように体をよけてくれる。ゆっくり扉を開いてするりと中に入ると、剛さんに背中を向けて扉を閉めた。 剛さんの方を向くのが恥ずかしくて、そのまま固まってると剛さんが頭の上からシャワーを浴びせてくる。 お湯が一気に顔を濡らして、少しだけ目に入った。 「ちょ・・・剛さん!」 「洗ってあげようか?」 「い・・・いいです!自分でやります」 「そうか?」 ボクは振り向いてシャワーから逃げると、剛さんから少し距離を取ってから、シャンプーを頭につけて洗い始めた。 剛さんは少し残念そうに微笑むと、ボティタオルを泡だてて、柔道で鍛えあげた筋肉逞しい体を洗い始める。 背筋も、腰も筋肉が発達していて、きれいな逆三角形の上半身。 お尻も締まっていて筋肉で固そうで、太腿の筋肉も発達していてボクの太腿の倍くらいはありそう。 男らしい精悍(せいかん)な体をついチラチラと見てしまう。 あの厚い胸板に抱きしめられたい、太い腕に抱きしめられて攫(さら)われたいって、思ってしまう。 それに・・・。 思わず下半身に視線を向けそうになって、慌ててそらせて頭のシャンプーを洗い流す。

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