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強く 抱きしめて 6

これからするんだけど・・・そのつもりなんだけど、なんだか直視するのが恥ずかしくなってしまう。 前にウリをやっていた時はこんなことなかったのに・・・剛さんだからだろうな。 大好きな、大好きな人だから、なんだろうな。 剛さんが体を洗い終えたので、ボクはシャワーを剛さんに渡す。 ボディタオルを洗い流して、再度ボディソープをつけて泡立てると自分の体を洗い始めた。 剛さんは泡を全部洗い流すと、不意にボクを振り返ってにっこりと微笑んだ。 「洗ってあげるよ」 「え?!いや、いいです!」 「いいから、いいから」 剛さんは強引にボクの手からボディタオルを奪うと、ボクの胸を背中をお腹を優しく擦(こす)って洗ってくれる。 恥ずかしい・・・!! 思ったよりも、ものすんごく恥ずかしい!! 思わず顔を手で覆(おお)い隠してしまう。 絶対に顔が真っ赤になってる。 ボディタオルが軽く擦る程度の触れかたで、腕も足も全身撫ぜて洗われる。 不意に剛さんの指が、手の平が泡を滑らせるように、ボクの背中をするりと撫ぜた。 「ひゃぁぁんっ!」 思わず声をあげて背中を外らせる。反射的に顔を上げて、目の前に立つ剛さんの首にしがみつく。 ボクの声を聞いて嬉しそうに微笑むと、剛さんはボクの耳元でわざと囁く。 「千都星・・・可愛い・・・」 「あ・・やぁ・・」 「全部、洗ってあげる」 背中を伝って、剛さんの指が腰にたどりついて、そのままボクの小さな穴を指の腹を使って泡で擦りあげられる。 泡で優しく洗われる。 きめの細かい泡が、剛さんとボクの間にあって、弾力のある泡が穴の上を滑って、何度も何度も滑って、少しずつ熱くなって快感が生まれてくる。 その柔らかい感触と熱で、お腹の中がまた疼(うず)いて、入り口が熱くなって、欲しくてしょうがなくなる。 「つよし・・・さぁん・・・」 抜けそうな腰を必死で支えながら、剛さんの首に強くしがみつく。 剛さんは時間をかけて洗うと、シャワーでボクの体の泡を、隅々(すみずみ)まで全部洗い流す。 そして今度はボクの穴の中に、指をゆっくり入れてくれる。 「ああっっん・・・」 剛さんの太くて骨張ったごつごつした指が、先端だけを小さく抜き差しされて動く。それだけでも気持ち良くて、腰が揺れるのが止められない。 剛さんの指の動きに合わせて、腰が畝(うね)る。 きゅうきゅうに締め付けているのがわかる。 早く、早く欲しい。

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