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痛み止めが効くまでの間、柊はキスをしてきたけど、そのまま動かないでいてくれた。 「柚希と俺、相性良いのかも。挿れてるだけなのに吸い付いてきて、すげー気持ちイイ。こんなの俺、初めてだわ」 熱の籠った声で耳元で囁かれ、身体がピクリと動く。 「柚希、感度良すぎ。また、締め付けてきた」 「あっ…んん……」 柊が少し苦しそうな顔を近付けキスをしながら、尖りを軽く弄ってくるから、俺はまた変な声を上げてしまう。 ーーなに…なんか、変だ 心臓がドクドクする。 身体が熱くて皮膚が鋭敏な感じで、クーラーの風が当たるだけでゾクゾクとしてしまう。 萎えていた自身が熱を持ち、ガチガチに硬くなってきたのがわかる。 「しゅう、なんか身体が変、熱い…さっきの本当に、痛み止め?」 「名前で呼んでくれて嬉しい。正確には痛み止めじゃないよ」 「なに…何の薬…?」 「“Love Candy”って聞いた事ある?」 「わかん…ない」 「……ま、合法な薬だから安心して。柚希は知らなくてもいい事だよ」 それって指定違法薬物じゃないだけの、ヤバい薬じゃないのか。 朦朧とする頭で考えようとするけど…… だんだん何も考えられなくなる…… 「目が潤んで蕩けてきた。柚希、気持ち悦くなりたい?」 「ん………気持ち悦く…なりたい……あぁっ…!」 柊がゆっくりと腰を動かしてきた。 「ダメ、気持ち悦すぎて、ダメェ!あぁぁぁぁーーー」 最後は悲鳴のような矯声に変わり、白濁が飛び散った。 「やべぇ、柚希の中蠢いてすごい…早漏じゃないのにイキそうだった…」 柊の顔に余裕がない。 息もすごく荒くて、心音も速くて、身体も中に挿入ってるアレも脈打っていてすごく熱い。 そんな柊を見ているだけなのに、余計に中が疼いて堪らない。 「柚希…可愛い…止められない」 「あぁ、ダメェ…敏感だから…イッたばかりなのに……アァン、ンンッ…」 柊が激しく中を穿ち、強すぎる快楽に身体が跳ね上がる。 「なに、そこ、やだぁっ……!」 浅い場所にある、痼のような部分を擦られる。 「前立腺…気持ちイイだろ?」 柊は狙ったようにそこをめがけ腰を振る。 電流が走るような悦楽に矯声が止まらない。 「あっ、も、やぁぁぁーーー」 目の前が白くなる。 自身から何も出てきてないのに、身体がビクビクと跳ねる。 「初めて中イキしちゃったね。奥でもイカせてやるよ…」 浅い部分の快楽が止まらないまま、奥深くを穿つように突かれる。 「しゅう、止めて…頭おかしくなる…あぁンっ……!」 終わる事のない絶頂に、気持ち悦くて苦しくて涙が止まらない。 柊ももう絶頂が近いのか、身体を密着させ俺に抱きつきながら、低い呻き声をあげ腰だけ激しく動かしていた。 耳許で呼ばれる名前にすら感じてしまい、縋り付きたくて手を伸ばしても、手錠が邪魔をする。 「柚希…」 「…しゅう…………」 「ゆず…き……」 柊は最後に“好き”と言った後、 俺の奥に熱を放った。

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