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はじまり-6
「悠さん。ぼく、実は男にしか恋愛感情抱けないんですよ」
「はぁ?」
こいつはいきなり何を言い出すんだって思った。
「やっぱり恋愛って難しいですよね」
俺ならそんな顔させないのに。
………………。
…………。
……。
ちょっと待て。
俺、今なんて?
「…………湊ってシたことあんの?」
「……経験ないんですよ」
酔ってるからか、照れてるからか。
湊は顔がわずかに赤くなっていた。
にしても、経験ないってマジか!?
「マジ?童貞?」
「……は、はい。女の子とも経験ないです」
「湊って攻めたい?攻められたい?」
「いや。よくわかんない」
いきなり聞かれてもわかるわけないよな。
にしても、なんていうか可愛いやつだよな。
「試してみないか?」
「何をすか?」
「話の流れでわかんだろう?SEXだよ」
「!?は、え?悠さん、ぼくは男ですよ?」
「知ってる」
俺自身何を言っているんだって思う。
俺は湊とシたいのか?
「男同志だと気持ちいいとこわかるじゃん?」
俺は湊を押し倒した。
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