7 / 64

はじまり-7

「ん…………」 首筋に軽く口付けをするとくすぐったいらしく声を漏らしていた。 「気持ちいい?」 「よくわかんないっ」 何故か俺好みに調教したい。 そう思った。 「あ、悠さんっ」 「何?」 「何ってどこ触って……」 湊の服を剥ぎ取り胸を舐め上げた。 「大丈夫だから」 「で、でもっ」 「俺に任せて?」 胸にイタズラを仕掛けるけど。 声を聞かれたくないからか口を手で抑えていた。 『可愛い』 不意に何故かそう思った。 「湊。ここ、こんなになってる」 「あ、やっダメ」 スラックスの上から湊のを軽く触れると湊はびくついていた。 「イキそう?」 「よくわかんないっ」 そう言いながら湊は腰を無意識に揺らしていた。 俺から見たらイキそうになっているのは目に見えていた。 一気に下着ごとずらした。 だって汚しちゃうだろう? 「もっと気持ちよくしてやるから」 俺は湊のを銜えた。 軽く吸い上げると…………。 「あっ!?」 湊は俺の口の中で果てた。 俺はもちろんそれを全て飲み尽くす。 イッた湊が可愛くて俺は湊の中を俺のでめちゃくちゃにしたい。 そう思ってしまった。 「可愛いー」 「ぼくは男ですって」 「湊。お前を抱きたい」 俺はそう告げた。 「抱くって」 「男同志のやり方知ってる?」 「知らな…………」 「ここ使うんだ」 湊が吐き出しのを潤滑油代わりにして、撫でるように湊の後ろに軽く指を入れてみた。 「そ、そんなとこっ」 「大丈夫。ゆっくり解して時間かけるから」 けれど、キツそうだった。 「痛い?」 「大丈夫っ」 俺はローションを使いゆっくり解していく。 「ん、悠さん」 「なぁ、湊」 俺は我慢の限界だった。 「挿れたい」 湊も我慢の限界だったのか。 それに頷いてくれた。

ともだちにシェアしよう!