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あの時の真相-3
学園祭が終わったあとも俺は湊と仲良くしていた。
みんなで勉強したりしていた。
そんな時。
うちのOBだという先輩が来た。
「キミ矢嶋湊と仲いいの?」
「はい」
千石さんというこの人は何故か湊を知っていた。
そして。
恐怖すら感じた。
俺は警戒しつつ湊と仲良くなっていった。
テスト前は必ず勉強を教えてもらっていた。
「なぁ、矢嶋。今度さ練習試合あるんだ!見に来てくれないか?」
湊は嬉しそうに行くて言ってきた。
そうなれば今まで以上に練習頑張らないとな!!
「水嶋、お前気合入ってんな?」
「練習試合に友達が見に来るんですよ!」
「友達とか言って彼女か?ん?」
「そんなんじゃないですよ。そいつ、男なんですから」
「俺たちはお前に彼氏がいても気にしないぞ?」
「ですから……」
なんで、この人たちはこうなんだ。
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