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間違えないから-2

翌日。 千石さんは医務室へきた。 話はわかる。 「どうされたんですか?」 「私の忠告を無視して矢嶋なんかと仲良くしてらっしゃるみたいですから、ね」 親父たちに手を出すつもりか? 勝手にしたらいい。 『航汰。今度は選択肢間違えるなよ?』 あぁ。 間違えないさ! 「どうなさるつもりですか?」 「キミのご両親が働けなくな……」 「構いません」 「!?正気か?」 「両親を養うぐらい今の俺にはできます!」 父さんたちを養うくらいできるさ。 「キミの資産を差し押さえられたらどうするんだ?」 ……。 なんで祐樹の読み通りに行くんだ? ある意味怖いな。 というより祐樹はなんでこんなにわかるんだよ。 「大丈夫ですよ。それもあなたの手に届かないとこにあるんですから」 祐樹のとこの銀行の口座を作り。 そこへ貯金を全てうつした。 両親には祐樹が用意したシステムが整ったとこで休んでもらってる。 「まぁ、いい。ただし、矢嶋湊がどうなっても知らないからな!」 そう言い捨てて医務室から出ていった。 いつまでも千石さんの言う事聞くと思ったら大きな間違いだからな!

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