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第2話

 海涙は俺の足を押し上げ、正常位のまま孔に入れる。  正常位で入れられるのって結構きつい。体が柔らかくないと。さすがにもう慣れたけど、最初の時は筋肉痛になった。  女なら問題ないんだろうけど。 「あっ。ちょっ」  気持ちいいんだけど、声を出そうとすると口で塞がれる。  海涙はキスもうまい。舌が絡みついてきて、くちゅくちゅと気持ちいい。唾液が混ざる感じが好きだ。  さっき口に出したばかりなのに、また俺のも勃ってくる。  中も気持ちよくて、いきそうだ。 「ねえ、明徳」  唐突に口を開く。 「俺のこと好き?」 「うき」  口を塞がれてるから、ちゃんと発音できない。 「やっぱ変態」  海涙がゴムの中で出して終わると、俺の拘束も取られる。ずっとこうしててもよかったんだけど。  でも、自由になった腕で海涙を抱きしめるのも大好きだ。  キスをしながら。俺から壁に押し当てるようにキスをする。  海涙は何でもさせてくれるけど、俺はこれで十分で。 「もう気はすんだの?」  なんて聞いてくるけど、俺はずっとこうしていたかった。 「明徳は俺の中に興味ないの?」  と一度聞かれたことはある。別に興味なかった。 「海涙は入れられたいの?」 「全然」 「ならこのままでいい」  俺は口でいかされるだけで満足だし、入れられる方が好きだ。

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