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 真上からのキスは自然に深くなり、薄く開いた唇に舌を差し込みアキラの舌を絡めとる。    息をするのも惜しむように何度も角度を変えては互いの唾液を絡め合った。  流石に息苦しくなったのか胸をグイと押し返され名残惜しいけど唇を離す。  アキラが困ったように髪を掻き上げ、はぁ、と艶のある溜息のような吐息を洩らした。唾液で濡れた唇を舐める仕草がなんとも艶めかしく見えて思わずごくりと喉が鳴った。 「たく、煽んなよ」 「俺は別に煽ってなんか……」 「無自覚なのか、それはまずいな」 「まずいってなに……ぅ、わっ」  ボソリと呟いたかと思ったら、いきなり抱きしめられてぐるんと世界が回転した。 「積極的なのは嫌いじゃないが……おれはやっぱこっちだな」  そう言いながらアキラが覆いかぶさって来る。ひやりとした指先が胸に触れ、人差し指で押したり円を掻いたりして胸の突起を弄ばれてびく、と身体が震えた。 「あ……んんっ」  部屋の照明を背中に受けて、俺を見下ろすアキラの顔は影になっている。それが妙に色っぽく見えてドキリとした。 「キスだけじゃ、足りないだろ?」  酷くセクシーな声で囁きながら熱い吐息が耳にかかる。たったそれだけの事でゾクゾクするような甘い痺れが全身を駆ける。 「も、耳元でしゃべるな……」 「ふ、耳……弱いもんな」 「ん……っぁ……っ」  唇が耳を食み首筋にキスが降りてきた。ゆっくりと少しずつ角度を変えながら色々なところに吸い付かれてぞくぞくと身体が震える。  その間も指先は胸を弄び、開いている手で身体のラインをなぞられ神経が集中する。  どうしよう、アキラに触れられた部分が熱い。全身がアキラの動きに敏感になっているのがわかる。 「どこもかしこも綺麗な色してる」 「な、なに? ……あんんっ」  キュッと乳首を摘まれて、電流が走ったみたいに身体が跳ねた。  自分でもビックリするぐらい甘ったるい声が洩れてとっさに口を手で覆った。 「隠すな、もっと聞きたい」  熱っぽい囁きと共にねっとりとした舌が胸の突起に吸い付く。  こんな恥ずかしい声、聞かれたくない。  だけど、一度そこに意識がいってしまうと、どうしても刺激を敏感に感じ取ってしまう。 「……んっ……は……」  熱い舌と手で愛撫され、勃ちあがった乳首に吸い付かれ、今まで感じたことのない気持ちよさに次第に息が荒くなる。身体の芯が疼いて神経が一点に集中する。 「ア、キラッそこばっかり……やだ……っ」  じゃぁどこを触って欲しいんだと聞かれたら、恥ずかしくて答えられない。  慌てて足を閉じようとしたけど、股の間に身体を滑り込ませるアキラの動きのほうが早かった。布越しにカタチをなぞられゾクゾクするような甘い疼きが全身を支配する。 「もうこんなにして……やらしいな」 「……っぅんっ」  布越しのもどかしい刺激に無意識のうちに腰が揺れた。もっと触って欲しくて自然とアキラに腰を押し付けるような体制をとってしまう。  「下着がもうべとべとだな。一人でヌイてなかったのか?」 「うるさ……っあ、アキラが触るからだよっバカ……ッ」 「おれが? ……ほんと、お前……煽んの上手いな」 「だからっ、煽ってな、い……っんんっ」  下着の中に手が滑りこんでアキラの長い指が絡む。ユルユルと扱かれて先走りがアキラの手を濡らす。  俺、変だ。アキラに触られただけでこんな……。  鈴口から滴る雫で滑らかになったそこからクチュクチュっとイヤラシイ水音が響く。 「……ふ……ぁ……ンっ」  自分でスるより何倍も気持ちいいソレに鼻から抜けるような甘い声が洩れた。巧みな指遣いに翻弄されどんどん高みへと追い詰められる。 「アキラっ……下着取って…ン…っう」 「もうイきそうだな」 「……っ!」  ニヤッと笑いながら扱く手を止めずに顔を覗き込まれ、ブワッと羞恥心が増した。この状況でそれを聞くなんて、やっぱりアキラは性格悪いっ! 「冗談だ。そう怖い顔するな」  チュッと額にキスが降りて、ズボンと下着を一気に脱がされる。  頬や首筋に柔らかなキスの雨。乳首に熱い舌が絡み吸いつかれて、身体が大きく跳ねた。  下半身への愛撫と胸への刺激。両方なんてそんなの容量オーバーだ。 「んっっ、ぁっ! あっ! アキラ……っ」  電気が走ったみたいな強烈な快感に耐え切れず、アキラの手の中に放出してしまった。 

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