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第二章・15話

「や、ヤだぁ。んっ、んっ、んうぅ!」  ダメ、出るぅッ!  瑞は腰をうねらせると、スキンの中に吐き出した。 「あ、はぁ、はぁ、うあぁ……」 「いっぱい出たなぁ」  涼真が、新しいスキンを準備している。 「涼真、スキン要らないから。汚してもいいから、そのままで愛して」 「いいの?」 「うん。だから、涼真も」  それは……。  瑞はΩだ。  妊娠の可能性も、充分ありえる。  涼真は、ためらった。 「お薬飲んでるから、大丈夫。赤ちゃん、できないから」 「解った」  指を増やしてもっと解そうかと思ったが、やめた。  瑞のおねだりには、敵わない。 「少し痛いかもよ?」 「我慢します」  つぷ、と涼真の先端が瑞に挿入った。 「……ッ!」  もう、それだけで感じて漏らしてしまう。 「瑞、いくよ」 「あ、あぁっ。んッ、あぁ、あぁあん!」  奥まで涼真を迎え入れた瑞は、勢いよく精を吐いてしまった。 「す、ごい。大きくて、硬くて、長いぃ……」 「動いても、平気?」  眼を閉じたまま、瑞はせわしなく首を縦に振った。  涼真の背に手を回し、もたらされる快感に備えた。

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