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第四章・25話

「都。あぁ、都……」  はぁはぁと息を荒げながら、雄翔は都の白くて細い身体を無我夢中で愛していた。  時折、都の身体がぴくんと跳ねる。  鼻にかかった甘い声が、漏れる。  それらも、雄翔を滾らせた。  胸をさすって、小さな乳首を吸った。  太腿を撫でて、膝にかじりついた。  ついには脚を大きく開かせ、桃色の蕾を弄った。 「んぁ、あっ。あぁ、雄翔……」  不思議なことに、行為が深まれば深まるほどに、都の感度は上がっていった。  始めのうちは彼を悦ばせるために、演技で喘いでみせようかとさえ思っていたのだ。 (でも、何か。雄翔のを飲んだからかな? 身体が火照ってきちゃったみたい)  春先に、発情を控えて感じていた身体の火照り。  それが、戻って来たような感覚を都は味わっていた。 「あぁッ!」  都は、艶のある悲鳴を上げた。  雄翔の指が、体内の敏感な部分に当たったのだ。 「ここ、イイのか?」 「あっ、あッ、ヤだ。あぁ、あ。気持ち、い……ッ!」 「不感症、治ったのか?」 「かも、しんない。あ、もうダメ。来て、早く!」  雄翔はスキンを着けると、ローションで潤った都の内に慎重に腰を進めた。 「痛かったら、言って」 「ううん、大丈夫。あ、はぁ、あ。あぁあん!」  背を反らし、都は雄翔の全てを受け入れた。  奥まで挿入った彼は脈打ち、熱い。  それだけでも、都は感じて先漏れの体液を零してしまった。 「う、動いても、いい?」 「うん。お願い」  ゆっくりと引き抜かれる雄翔のペニスが、都を逆立て狂わせる。 「あ、はぁ、あん!」 「だ、大丈夫か?」 「平気だから、少しずつ速く動いてみて」 「解った」  雄翔は、ぎこちなく抽挿を始めた。  都は、彼に抱かれる悦びに震えていた。

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