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理屈抜き?

「ええ?」  一瞬、男が言ったことにアスカの頭は追い付かなかった。すぐに男の〝逆らえぬ〟がアスカの〝やりてぇ〟への返事と気付くが、手後れだ。男はアスカにやらせはしないと遠回しに答え、僅かな間を利用して妥協の余地がないことも認めさせてしまった。 「ざけんな!」  アスカは瞬間的に怒鳴っていた。男に喉元を掴まれている。ドスを利かせたところで威力も削がれるが、強気で攻めた。 「んな話!聞いてねぇ!」 「糧はチヲカテトスルモノに隷従する、忘れたか?」  クソマジにヤバい響きに一層の甘さをまつわり付かせて、男が言った。アスカに怒鳴られるのが楽しくてならないようだ。アスカは変態屋敷を建てただけはあると、そう心のうちで虚仮にしてみたが慰めにもならなかった。 「すかしやがって!」  目くるめく愛欲の炎も〝やりてぇ〟あってのことだ。裏切り者のアソコでもアスカには可愛い。使わせてやりたい。それには理屈抜きで怒鳴り続けるしかなかった。

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