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アソコを満足?

「クソっ」  アスカは面白くなかった。笑われたのは気にしないが、クソマジにヤバい響きに物寂しさを浮かべた夢には腹が立って仕方ない。夢なのだから好きに楽しもうと思っていたのに、夢だからこその不合理さに調子が狂わされる。その上、精霊達のクスクス笑いまで聞かされたのだ。アソコも後ろめたげに縮こまる。 「ったく」  それでも慣れ親しんだ笑いに気持ちが安らいだ。子供の頃からそこは変わらない。安心して寝られる。アスカは遠ざかる夢を意識しつつも深い眠りに落ちていた。  朝になってアスカの目を覚まさせたのは空腹感だった。それもそのはずで、腐れ男に拉致られてから何も食べていない。家に戻っても疲れ切って寝てしまった。気分的にはまだ起きたくなかったが、空きっ腹では寝ていられないと、あくびをしながら立ち上がった。 「けど……」  アソコが勝手に夢の続きに疼いていた。 「ヤバっ」  腹より先にアソコを満足させようと、バスルームに駆け込んだ。

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