「はぁ？一週間？」 　理解したと同時にかっとして、アスカは思いのままに怒鳴っていた。 「午前中ってんだろ！」 　何を言ったのかも気にせず、いきり立った頭でメールの続きを読み進めて行く。 〝予約された方々への連絡や返金等の手続きはこちらで致します。それとは別に、代表にはアスカさんの事業内容について、追加申請をするよう指示されております。居住許可証にある『霊媒』に沿った内容とのことでした。詳細は下記に示しておきましたので、ご確認をお願いします〟 　親任せにしたのが良くなかった。代理人権限を大いに使われたのはわかるが、アスカに理解出来るのもそこまでだ。自分でも間抜けと思うアホ面で、確認しろと願われた〝下記〟に答えを探すしかない。 〝追加申請：人間種及び人間外種による霊的被害に関する相談及び調査〟 　これもよくわからなかった。アスカは混乱する頭で追伸を読む。 〝思うに、代表は『人間外種対策警備』と張り合いたいのでしょう〟