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アスカ自身は?

 ヤヘヱもかつては人間が作り出した物に宿る精霊達の一部として存在していた。男の側役になれたことで独立し、個性を得た訳だが、元々の噂好きといった性質に変わりはない。そのかつての仲間達から、眠りこけていたあいだの出来事を面白おかしく聞かされたのだ。さらには烈々に反応してみせたヤヘヱによって、精霊達の興奮も最高潮にある。騒ぎに同調し、残念至極と叫びたくもなるだろう。こうなってはアスカには止められない。無視して遣り過ごした方が無難というのもわかっている。それでもアスカはヤヘヱ諸共に精霊達を怒鳴り付けてしまっていた。 「うるせぇぞ!」  そして怒鳴るだけ怒鳴って、ゲームもそのままに、不貞腐れた顔付きで自室へと引きこもった。彼らが追い掛けて来ることはなかった。キャッキャキャッキャと喋りまくる精霊達の喧騒と、見逃した悔しさに愚図りまくるヤヘヱの咆哮じみた叫声はドア越しに響いているが、アスカ自身は放って置かれた。

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