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それを解決策と?

「……最悪だ」  アスカは頭をかかえた。母親の喜びに嘘はない。大切にしていた花達を生垣迷路にされようが、その出入り口におもねるように可憐な小花で一杯の樹木を植えられようが、母親が喜んだのは確かなことだ。そうした喜びが花達に罪はないといった意味になるのも理解する。要するに、簡単には許されないのが確定されたことになる。脳味噌を絞って言い訳を考えようが、無駄という訳だ。 「うーん」  昼も近い時刻の為か、思い悩むアスカの自室にはいい匂いが漂い始めていた。母親が昼食を兼ねた朝食の準備に勤しんでいるのがわかる。となると、この後の食事が針の筵なのは間違いない。それを少しでも和らげるには、やはり偏屈者のクソ庭師の山男を兄貴と呼んで慕うフジの台詞に頼るより他ないようだ。 〝兄貴さんも代表には弱くてね、僕を弟分にしたのだって代表の亜種だから……〟 「……だな」  アスカはそれを解決策として、希望に満ちた眼差しで男を見遣った。

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