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そこは既に?
「……事業?」
そう言えばと、アスカは喉の奥で呟いた。
「んなメールが……」
フジから届いていたのを思い出し、考え込むような気分で首を傾げた。事業内容の追加申請と記してあったが、アスカにとっては内容自体が理解不能といった記述でもあったからだ。
〝人間種及び人間外種による霊的被害に関する相談及び調査〟
それはモンスター居住区の解放を前に、男がフジに指示したことだ。占いを専門にするアスカの事業にねじ込まさせた訳だが、その理由を追伸として、フジはこう書いていた。
〝思うに、代表は『人間外種対策警備』と張り合いたいのでしょう〟
これが男が言うところの〝私と始めた事業〟となる。アルファに対抗しつつも、居住許可証にある『霊媒』にうまく添わせた内容らしいのだが、アスカの知識では是非の程は語れない。アスカにすれば、占い以外の収入源に欲を出し、七三という利益配分に乗ったに過ぎない。そこは既に男とも決着していることだった。
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