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いいぜ?

「で、奴は……」  霊媒として優秀であるが故の驕りからだろう。偏愛による嫉妬がさせたことなのかもしれない。青年はかつて男の従者であった五人の魂をも平然と傷付けた。結果、まったき闇へと落とされることになる。方法としては、謀叛を起こした家臣を前世とする青年の魂と、本来ならアルファの肉体でもって成長したはずの子狼の魂との入れ替えだ。お陰で長年にわたるアルファの苦悩にも、一応の平安がもたらされた。大元の原因であるヌシとの和解にまで至っていないが、ヌシの手助けがあって可能となったのは確かなことだった。  そういった騒動に振り回されたアスカだが、結果的に男が一番得をしたのは間違いないと思っている。としても、現実問題として、モンスター居住区解放反対派は未だその声を上げ続けているのだ。それが落着するまでは、男との事業に進歩はない。となると、男への返事も一言で済ませられる。 「いいぜ」  アスカは軽く答え、にやりとした。

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