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第8話(ライリー)

当直明けにやっと帰宅できる。 僕は白衣を脱ぎ捨てるとバックパックを掴み、地上エレベーターへと向かう。 もう一秒でも早くベッドに飛び込みたい! 昨日はスティーブに恋人が発覚するし、グラスゴー博士には告白?されるし。 機関室でもマイヤーズの邪魔が入って、ゆっくり泣けなかった。 感情がグチャグチャ。 あー!もう! こんな日は、さっさと家に帰ってベッドでテイラー・スウィフトのYou’re Not Sorryでも聴きながら朝まで泣く。 コレ僕の失恋した時の鉄板。 「スイーツ博士」 うるさいな。僕はもう仕事終わったんだから! 「なにか?」 「マイクの治療ありがとう」 うわ!スティーブだ。朝から眩しい。 「スティ、、、エージェント•ワイルド!」 「スティーブで構わないよ」 めちゃ爽やかにそんな事言わないでよ。 「マイケル•バーンズさんは帰宅を希望されたので今朝ファミリーケア担当へ引き継ぎました」 「ああ、確認した。容態は落ち着いてた?」 「まだ、少し顔色は悪かったんですが、もう熱は下がっています、、、。 本人には確認しないんですか?」 「ちょっと今は、、、」 やっぱ、上手く行ってないのかな? 「話聞きましょうか?」 ズルいかな?僕。

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