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第19話(クリス)

僕は、自分がどんなに恋愛に向いてないかよく分かってるつもりだ。 童貞でひょろひょろ細くて、メガネで、いつも早口だし、大体何言ってるか分からないって笑われる。 人を好きになっては、諦めての繰り返し。 嫌われたり気持ち悪がられたりする事が怖くって想いを告げた事もない。 アクシデントだったけど初めてライリーに想いを伝えてしまった。 「勝手に好きになるのは迷惑じゃないかな?」  ピピピピ タブレットに今回のライリーの事件ファイルが届いた。 「家宅侵入にライリーの大学時代の論文と研究資料の窃盗か。 第一容疑者は大学時代のストーカー?! ニック·カーター28歳。 慰留物はバラの花に靴跡複数」 捜査チームを編成しないと。 僕は通信機で分析官へと連絡する。 「ガルシア、僕のオフィスにアーロンとダッシュ博士を呼んでくれる? ライリーの事件は僕が直接捜査する」 「それからガルシア、君もサポートについて」 「了解です、博士!」 アーロンは元FBIの捜査官。行動分析課にいた凄腕プロファイラー。 ダッシュは僕の助手でワシントン本部からニューヨークに僕が呼び寄せた。今朝、ニューヨーク支部に到着したはずだ。 さて、チームグラスゴー結成。ライリーを守らなきゃ。

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