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第20話(ライリー)

「グラスゴー博士!」 僕は衣類やスキンケア類を適当にスーツケースへ詰め込むと、数時間前まで勤務していたWIAニューヨーク支部へと戻ってきた。 マイヤーズとはそのまま駐車場で別れた。 「ライリー無事でよかった」 科学技術班と医療班のメインフロアになる地下8階へエレベーターで降りると待ち構えていたグラスゴー博士が居た。 「ご迷惑をお掛けします」 「迷惑なんかじゃないよ、本当に!全然! 君の部屋は僕の隣に空いてたオフィスがあったから簡易ベッドを運ばせておいたから! 何か困った事があれば言って。あの、その、えっと僕は君のじょ上司だし、その、力になりたいんだ! あ!部屋はたまたま僕の隣が空いてただけで、、、その、わざとじゃ」 「知ってますよ、僕の方がニューヨーク支部の勤務長いんですから」 「そ、そうだね! ニューヨーク支部は窓が無いから照明で人口的な漸増光を作って脳を目覚めさせれるようにライトも、作っておいたから、その、良かったら。オフィスキャンプは僕の得意分野だから、何でも聞いて」 「ありがとうございます。というか、オフィスに住んでるって本当なんですね」 「あはは、そうだよ。 ワシントン本部は僕のリビングみたいなものだったよ」 上司だけど、なんか面白い人だな。 前にワシントンで会った時は、挨拶したぐらいで気難しい人かと思ってたけど。 「えっと、その、、、」 「?」 「君の事、僕が、、、その、、、守るから」 グラスゴー博士は真っ赤になって絞り出す。 「あ、、、ありがとうございます」 この人、僕の事が本当に好きなんだ。

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