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第19話※

「いいの?俺で。」 「いいんちょがいい。」  勘違いしてしまいそうな言葉にぐらっとする。 「じゃあ、触るよ?」 「…うん。」  スウェット越しに胸あたりを触る。 「ンッ」  事件の後で体が敏感になっているんだろう。忌々しいが、それ以上に可愛い。  スウェットの中に、手を入れて直接触る。  お腹をツーッとなぞると、腰が浮いて可愛い。 「どこ、気持ち悪い?」 「くちのなか。」  「あ」と自分の指を入れて口を開けて、見せてくる。  その口に俺の人差し指を突っ込む。頬の裏をなぞって、破裂もなぞる。 「ふ、あ」  結城の舌が無意識に指を追っていた。  その舌の上でくるくると円を描く。 「ッ、」  声にならない喘ぎ声が結城から漏れた。指をそっと口から抜く。結城は名残惜しそうにした後、首に手を回してきた。 「キスがいい。」  すぐさま、結城の唇を奪った。  散々我慢していたことを知らないでこいつは。  チュッと触れるだけのキスを繰り返した後、深いキスをする。  「ん、ふ、」  キスをしながら片方の手で胸を弄るとさらに良い反応をした。 「あ、もっと。」 どうやら結城は甘え上手になるらしい。

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