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第41話※
結城の耳を舐める。
「んんぅ!」
結城の耳には、今は左に一つしか付けていない。
「ピアスは外してるの?」
「ひゃ、う、ん。寝るときは外してるの。」
一週間も外に出てなかったからピアスもつけてなかったんだろう。
「じゃあこれは?」
一つだけついているピアスを舐める。
「んん!」
結城は耳が弱いらしい。
さっき抜いたはずなのにまた勃ち上がってきている。
「それは、開けた、ばっかりだから。」
「開けたの?」
「うん。寂しくて。」
腕を背中に回して抱き締められる。
「ごめん。」
「いーの。今こうできてるから、」
すりすりと頬擦りをしてくる。結城の少しだけ痛んで硬くなった髪が心地よい。
「今度、ピアス買いに行こう。」
「う、んひゃ。」
「ははっ、結城って耳弱いね。」
「ん、ここも弱いの。」
そう言ってTシャツに手をかけ、おもむろに脱ぎだす。途中で止まると思ったそれは、止まることなく全て脱ぎ捨てる。
「ここ。」
指を刺したのは鎖骨に付いているピアスだった。
「痛くないの?」
「うん。」
そろりと舌を伸ばす。
「ふっ、ん、」
確かにいい反応をした。
「というか、今全裸だけどいいの?」
「へ、あ!やだ!」
今気づいたのか、体を丸ませる。
「圭太も脱いで。」
「わかった、わかったから。」
服を引っ張って脱がされそうになったところを自分で脱ぐ。
結城が全て脱いでいるから、俺も全て脱いだ。
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