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第45話※

 互いが呼吸を整える音だけが聞こえる。  「抜くね。」  ずりっと抜いて、ゴムを外して結ぶ。  適当にゴミ箱に投げて、ティッシュを取り出す。  「ちょっとごめん。」  結城のお腹に飛び散っている精液を拭い取る。  ほとんど拭い去って、ティッシュもゴミ箱に投げる。  「よし。お風呂いこ?」  そう言って手を伸ばすと結城はそれに応えてくれた。  と思ったら。    手を引っ張られベッドに倒れ込んでしまう。  「ね、もう一回しない?」  腰を押しつけて誘ってくる。  いつの間にか結城のは、半勃ちになっている。  「初めてだし、負担が大きいから。だから今日は、」  話を聞かずに結城は俺のちんこを扱きはじめる。  「俺が大丈夫って言っているから、ね?」  上目遣いでどれだけ可愛く言っていようと、手の動きがやらしい。  「無理だって。」  俺が静止を結城は聞かない。  「ね、ダメ?」  こてんと首を傾げ、困り眉で言ってくる。かわいい。あざとくて、こう言えば俺が釣られると分かってやっているんだろう。分かっているけど、かわいいと思ってしまう。  「後一回ね。」  結城の手によってまた勃ったそれにゴムをつける。  かわいいわがままに付き合うことにした。

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