ルイ視点 　「え？」 　言われたことに思わず聞き返してしまう。 　「圭太、今日風邪ひいて休んでるよ。」 　葵先輩はもう一度同じことを言ってくれた。 　今日も厄介事で風紀に連れられ、いつもの委員長がいなくて聞いてみたらこれだった。 　どうしよう。僕のせいだ。 　「そうですか。」 　「うん。今日はもう帰っていいよ。」 　「そうですか。」 　風紀室のドアをパタンと閉める。 　僕のせいだ。いや、でも委員長は仕事だったわけでしょ？なら僕は悪くない？ 　うんぬん考えていたが、いつの間にか購買でゼリーとか風邪薬を買ってしまった。 　あーもう！届けるしかないじゃん！