10 / 35
入院……そして(2)
「順調ですか?今から監視装置を付けますねー。」
一時間監視装置を付けられて、いい陣痛がきてるのを確認し、6時になり診察室へ向かい、医院長の内診を受けた。
「北條さーん、いい陣痛きてるみたいだねー、子宮口は……まだ固いかなーどうしよう、ラミナリア入れようか。陣痛だけ痛くてもねー」
医院長は独り言っぽく言い放つと、俺の子宮口に何やら処置を始めた。
………………
10分間隔のまま、進まず。
正午。
陣痛はきてるんだけど。
きっちり10分間隔。
子宮口がひらかない。
ひー。
正午を過ぎると恐ろしい事に10分間隔できていた陣痛が間延びしだした。やばい。
男性の飾りにもならないような乳首をいじって陣痛を促す。
それでも効果がないのを見た悠斗 くんがあまりの痛さに萎縮してる俺の小さなモノを、少しでも気持ちが良くなるように優しく包んで扱いてくれる。
俺が乳首を弄る手より、悠斗 くんの手淫が陣痛を誘発してくれたようで、10分間隔の陣痛に戻り、ラミナリアのチカラもあってか頑なだった子宮口も、次第に柔らかくひらきだしたようだ。
差し込んであったラミナリアは自然と抜け落ちていた。
一時間毎に来てくれるスタッフさんが内診してくれると15時の時点で子宮口5cm……まだあと半分!
ふぅん……ふぅん、んんんっ!
はぁっ!……ふぅぅぅぅぅっ!
「ダメだよー息んじゃってるってば、それ。ほら、ふーううん。ふーううん。だよー。」
ともだちにシェアしよう!