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番の印をつけたなら(5)
龍は。
悠斗 くんに一日遊んで貰い、歌って踊っておもちゃで遊び、昼ごはんも俺のまで手を出して平らげ。
満腹だから昼寝しようと誘っても一向に寝ない。
午後からさらに悠斗くんと二人で公園まで散歩した挙句、砂場で散々服も汚す程遊んで帰ってきた!
早めの風呂を済ませ、晩ごはんのハンバーグをクチいっぱいに頬張った所で睡魔に勝てず撃沈した。
イヤ、このほっぺたのハンバーグどうすりゃいいのよ。
リスじゃないんだから。
子供部屋に寝かしつけ、俺も風呂から上がって、やっと夫夫 二人。
えー。
今日は日曜日で、明日はもちろん月曜日。
発情期以外で悠斗くんの相手をした事ないんだけど、あのスーパーでハイパーなウルトラ絶倫の悠斗くんが、あっさりした営みで終わらせてくれるとは思えない。
月曜日から普通に仕事だよ?
俺会社休む羽目になるかもしれないと思うと、今から悠斗くんの相手とか、尻込みしちゃうよ。
リビングのソファでくつろぎながら、意を決して悠斗くんに訊ねた。
「悠斗くん?」
「…………はい?」
「俺らももう……寝る?」
俯きつつ赤面して提案した。
「………………!」
悠斗くんも俺の言葉の意味を理解したのか……絶句した。笑
なんか涙目なんですけどー!笑
「先に言っとくけど。」
「はい。」
「明日、仕事あるんだからね?」
「………………はい!」
………………………………………………
一応……さっき風呂場で後ろを解した。
発情期以外の後孔なんて触ったことないよ。
すごく恥ずかしかった。
リビングのソファから二人。
赤面しながら手を繋いで寝室に入る。
寝室に入ったと同時に、俺の後ろから悠斗くんが抱きしめてくる。
「優一さんから誘ってくれるなんて……嬉しいです。」
感極まった!って顔で囁いてきた。
「うん。」
悠斗くんがしたいなら、俺も頑張るよ。
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