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第56話 ちぎりたい鎖 <暴露> 6~ Side M

 玩具でとろとろにぬかるんだ白根さんの中は、最高に気持ちがイイ。  緩く(たる)んでいるクセに、中を擦れば、しどけなくも吸いついてくる。 「ぁ、……は、ぁ、ンッ……ひっ…」  ずるりと滑った俺の手は、意図せずに裏筋を擽った。  イき過ぎた白根さんの身体は、白い粘液をだらりと溢れさせる。  そろそろ限界か。  ちょっと、苛めすぎたかな。  くすりと笑う俺の下で、白根さんの身体が、びくんと跳ねた。 「白根さん……?」 「………ん?」  呼び掛けに、とろとろと微睡むような音が返ってくる。  振り返る力もないかのように、身体が沈んでいく。  ―― コンッ  小さく響いた扉のノック音に、落ちかけていた白根さんの背が、驚きの色を浮かべ震えた。  胤樹と大地のコトは、白根さんの脳から、すっかり抜け落ちていたらしい。  焦り怯えを見せる白根さんの中から、ずるりとペニスを引き抜く。 「………んっ」  白根さんの鼻から、抑えきれない艶を纏う音が零れ、俺を煽る。  もう一度、最高に気持ちのいいこの場所に、己の楔を戻してしまおうかと思いながらも、適当に拭ったそれを下着の中へと収め、部屋の扉を開いた。  白根さんは真っ赤に染まった顔でのそのそのと起き上がり、見えないなりに辺りを探り、タオルケットで身体を包む、  それでも、俺の言いつけ通りに目隠しを外さない姿に胸の底が、ぞわりとする。  不服げに俺を見上げてくる大地に、真っ黒に染まった笑みを向けた。 「白根さんの初めてを奪ったんだから、お前も捧げなきゃ、…な?」  ぐっと二の腕を掴めば、拗ねるように床を睨む。  下肢に纏う衣類をすべて脱がせ、白根さんの目の前で、後ろから抱えるように足を開かせた。 「仕込んでねぇのかよ……」  洗浄ついでに仕込んでくるだろうと踏んでいたが、カラカラに乾いている孔に、溜め息を零した。  白根さんを虐めるために使っていたローションの残りを、そこへとぶち撒ける。 「目隠し、取っていいですよ」  タオルケットで身体を包み隠しながら、白根さんはゆっくりとした動作で瞳を覆う布を外した。  裸眼で、よく見えない視界をはっきりさせるためなのか。  ただただ、嫌悪が零れただけなのか。  白根さんの眉間に皺が寄り、瞳が細くなる。  嫌そうに顔を顰める白根さんの手を取り、大地の尻へと誘った。 「中に出された分、お返ししなくちゃ……ね?」  ふふっと笑い、掴んだ白根さんの指先を、無理矢理に大地の中へと押し込んでやる。 「ひっ………」  逃げるように身体を逸らせる大地に、膝の裏から回した手で、乳首を捻り上げた。 「大人しくしてろ」  抱え込んだ大地に、冷たい瞳を向ける俺。  強く捻られる乳首に、半泣きの大地の瞳が俺を見上げた。

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