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第12話 部活の後輩まで
シュッ、コトン
俺のラケットは空振り、シャトルにカスリもしなかった。
「8:0」
「ちょ、ちょっと、レット。」
同期のヤツが審判に話し、小走りに寄ってきた。
「おいおい蓮、今日はどうした?一点も入ってないなんて、昨日と全然変わっちゃったじゃねぇか?相手が一年だからって、手加減しなくていいんだぞ。」
昨日のあの件から、なんだか俺の見る目が変わったような気がしてるのは、ホントにどうかしてるんだろうかと思う。
目の前にいる対戦相手の、その華奢な体が、レンの裸体を連想しちゃって、俺のチンポがギンギンなんだよ。小さめのボクサーパンツでなんとか抑え込んでるけど、それがかえってうまく走れなくて、遅れを取ってしまう。走り回ってるときの、下着の擦れる刺激がチンポを直撃してるなんて、とても言えないからな。
「すまん、ちょっと棄権するわ。少し休んでいいか?」
「大丈夫か?今日はもう帰ったほうがいいぞ。顔色も悪いし。」
「う…ん、そうさせてもらうかな。」
俺はフラフラしながら、体育館から出た。まだまだ夏休み、明るい日差しと外気の熱気が俺の身体を包んだ。
更衣室に入って、長椅子に座って、一息ついた。着替えようとして、あぁ、シャワーくらい浴びて帰ろうかと思っていたところ、ドアがカチャッと鳴った。
「…あ、どうした?」
「先輩…、大丈夫ですか?」
昨日、シャワー室にいた後輩たちの中の一人。こいつも華奢な体で、こいつは特にどことなくレンに似てるんだよな。
「大丈夫ですか?…パンツの中は。」
ドキッとした。こいつとはまだ対戦してなかったんだけど、
「試合ずっと見てましたけど、先輩、興奮してますよね。チンポ大きくさせてましたよね。」
んげっ、バレてた?
「僕、それ、鎮めていいですか?僕、先輩の役に立ちたいと思ってて。」
と、シートに座ってる俺の、正面に膝立ちになった。脚を開いている真ん中にずいと体を寄せてきて、ウェアの上からチンポをさすってきた。
「え、ちょっと…」
「やっぱり、おっきぃ…」
パンツまで下げて、俺のチンポを出すと、両手で握りしめ、口を開けて舌を出して、ぺろっと舐めてきた。
「やべっ」
あのときのレンがやったこととオーバーラップして、つい頭を掴んでしまった。その拍子に、そいつの口の中にずぼっと突っ込んでしまった。
「あ、わりぃ」
でもそいつは口から話さなかった。吸い付いてきて、頭を動かし、ぐちょぐちょ音を立てながらフェラしてる。
「お、おい、やめ、」
試合中からずっと刺激を受けていたモノに、さらにいま、より濃厚なエロテクで、もう発射準備に入っていた。
「やめ、出る、離れ、」
「んんっ、んんっ、んっ」
俺の両手が頭を抑えていたので、たぶん本人も離れたかったのかもしれないが、このときの俺はそれも気が付かないほどに興奮していたんだ。そして、口の中で、出した。
ドクン、ドクン。
レンにフェラもしてもらったけど、俺はまだレンの口には出したことがない。
それを、部活の後輩に出してしまった。しかも、そいつ、俺の精液飲んでいた。
「あ、わりぃ。おま、おい、大丈夫か?」
「先輩のだったら、美味しいですよ。」
チンポをきゅっと握って、そう答え、
「よかった。僕で出してくれて。僕も先輩のためにがんばりますから。だから何度でも、僕に出してください。試合の前とか、練習終わった後とか、好きなときに好きなところで。」
「い、いや、ありがたいんだけどさ、お前、その…なんで俺なの?」
「え、…憧れてるから、じゃダメですか?」
これ言った後で、好きですとか言われたらどうしようとマジで心配したけど、
「あこがれ?」
「先輩の困ってることがあったら、僕が力になりたい、そう思っていました。今日も、溜まってたみたいだったから、出してスッキリさせたいって。」
あー…、いや、悶々としてるのは、その後輩の姿見てムラムラしてたんで。だから逆効果じゃないかなー?
「蓮先輩のって、競争率高いんですよ。みんな狙ってます。だから僕が先に先輩のお世話したいって思ってました。…だから、もう一回、いいですか?」
まだまだ治まらない勃起力に、再び口の中に頬張っていった。この後輩くんの小さい頭に、俺のチンポがヌヌヌと入っていく様を見せつけられて、妙な興奮がまた起こってきた。いやいやこれじゃ全然治まらないぞ。
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