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第14話 レンの正体3

あのセックスから一週間、俺はまた部活の休みの日を狙って、レンとデートすることにした。 「レン、おはよう」 やっぱりレンは、俺より先に待ち合わせの場所にいた。 「おはよう」 ごく普通の休日で、ごく普通の会話で、そうして始まった俺たちの 「デート?なんか、恥ずかしいねw。」 なんて言ってくるレンの、ちょっと恥ずかしさが入った横顔。こういう顔も、なんかいいなぁ。 「んっとさ、あっちのショッピングモールとかに行ってみないか?」 「ああ、いいねえ。久しぶりかなあ。しばらく行ってないんだ僕。」 そうして、服を見たりおもちゃを手にしたり(全然買ってないけど)、軽食コーナーでアイスを食べながらレンに話しかけた。 「…なあなあ…」 「なに?」 「その…、レンって、セックスって、よくしてるの…?」 この一週間だけでも、いろいろな出来事があった。とくに性的な。 レンのセックスから始まって、部活での後輩の性処理、俺の性欲はどんどん成長しているような気がしていた。たしかに伸び盛りな年頃だろうけど。 「あー、うん、そうだね。」 と、レンも性に関してはあっけらかんとした対応を取る。レンも性欲強くなってるのかな? 「どんなふうに…?」 なんて、俺ってなんでこんなことくらいしか聞けないんだろうなっ。しかもレンはレンで 「じゃ、動画見る?」 って、ゴソゴソとスマホを取り出そうとするので、 「ちょ!ちょっと待て。ここじゃマズイだろ。」 「あー、…そしたら、ホテル行く?そこだったら見れるっしょ?」 …なんて展開で、またホテルに来てしまったが、なんだか今日もレンのペースで連れてこられた感があるなあ。 「ほら。僕のスマホ。見てみる?」 と、ぴらっと俺の目の前で画面を見せてきた。画像とか動画をいろいろ一覧見てみると、レンの裸の写真がずらずらずらっと並ぶ。 動画もファイル名がナンバリングされて、サムネイルを見ていると、服を着ているところから、終わってぐったりしてるところまでのシリーズが…1、2、3、4、おい、いくつ撮ってるんだよ? 「うーん、20回くらいまでは、なんとなく覚えてたんだけど、それ以上は覚えてないなあ。」 と、振り向いたらもう素っ裸になっているレンが、ベッドで寝転んでる俺の横に、ぽすっと並んだ。 「どれ見てるの?って、まだなんも開いてないじゃない。」 レンの背中とお尻のラインが、部屋のライトに照らされてて、肌の色のグラデーションが部屋に馴染んでいるように見えた。レンの腕が、俺の腰を、服の上から回してきて、引き寄せた。  上から見ると、レンの背中が見える。ピンクかかった火照っている細い体つき。その上から、いま服を全部脱ぎ捨てた俺の体を重ねていく。その体温が俺の胸や腹で感じるのがわかる。 脚を絡めていく。腰のあたりの凹凸を嵌め合わせる。顔をレンのうなじに添う。 腰を少し浮かせて、俺の硬い棒を、レンの尻の谷間にあて、その角度のままで腰を落とす。少しの窮屈感を感じたが、レンの肉はすぐに柔らかくなり、たやすく俺のを飲み込んでいった。 俺は腰を動かさなかった。そんなことをしなくても、レンの中ではぴくんぴくんと脈打っていて、俺の敏感なところがその鼓動を感じ取っていたから。 が、レンは腕を伸ばして、スマホの画面を俺に向けた。そして先週の新しい動画だと言ってきたものを見せられた。どうも撮影者が多少の編集をしてきたらしく、要所要所の画面切り替わりが適度に移っていく。半分以上は局部のズームアップだったが、レンの全身が画面に入るよう絡んでいる体位を映している様子も盛り込まれている。レンの周りに3人の男が写り込んでいる。撮影者も含めて4人に犯されているのだろう。 俺は、刺激をもう少し欲してきていた。自然と腰が前後に動いてくる。 先週の初体験で身体に覚えた感覚を、ここで披露するときが来たかのように、復習実践を試していた。 レンが脚を開いた。俺もつられて脚を開く。スマホのレンも、脚を開いたところだった。レンを犯している男と、俺の体位が同じことに気がついた。俺の動きが、このスマホに映し出されているみたいだった。 「あぁん、おっきぃ…、蓮の、おっきぃ…」 その声に、耳の奥と頭の深いところに響いて、背筋がゾクゾクと何かが走った。それがケツの穴を通って前にある固くて熱いところに到達した瞬間、 ドクドクッ そのゾクゾクと同じ感覚でレンの中に弾き出されていった。俺はびっくりしたときと似たような感覚に、腰をぐっと突き出し、奥に強く差し込んだ。 「あぉぉぇぇ」 レンは体の中からの圧迫感で、変な吐息の音を立てた。 レンの動画は、まだ犯され続けている。それに真似して、俺もその動きを続ける。 「あ、あぁ、あぇ、えぇぇ、はぁ、あぁ、」 レンも俺の動きに合わせて、息をしている。 俺はさっきの放出で、レンの中にあるモノが、さらに過敏に反応しようとしていた。俺は夢中で腰を強く動かしてみた。 「うっ、ふっ、おっ、あっ、はっ」 「あぁ、あはぁぁ、あんぅ、うふう」 さっきの背筋に走る感覚が、今度はゆっくりと腰の中に現れた。それは大きく強く。しかし今度はなかなか出てこようとしていない。腰の動きが足りないのか。 「おっおっおっおっほっはっあっ」 このまま続けていくと、またレンの中に出してしまう。そんなことを思うのは今更なのだが。それに今更、その動きを止められない。 「おあぁっ、また、出るぅ」 ドクッ、ビュルルルッ さっきと違う、レンの体の中にねじ込んでいくくらいの量を、思いっきり出した。というか、それだけ出た感じがする。これは俺が意識して、出そうとした量を出した感じに思えた。 ビュルルッ、ニュルルッ レンの中に、俺のDNAを染み込ませようという征服感に似た感情が、このとき出していたと思う。レンの身体は、俺のものだという感情に近いだろうか。 このセックスは、けっこう体力を使ったので、行き絶え絶えにレンの身体に覆いかぶさった。 レンの体の中は、なおも熱く脈打っている。 スマホの動画では、まだレンを犯し続ける動きが続いていた。 「…ぉぉおぉ…、すごい出てる…」 俺のチンポがまだピクピク動いていて、絞りきっていないのを、レンも感じたんだろうか。 「今までで一番出てるね。」 そう言って、見返るレンの横顔が、とても、とても、色っぽかった。  正常位に体位を変え、細い足の足首を掴んで大きく持ち上げ、天に向けてぽっかり開いてるその穴に、俺のを手も添えずにあてがう。お互い腰を動かし、亀頭がハマったところで、ゆっくり腰を進めた。滑りよく挿入されていく穴は、内部から俺のローションが染み出してることも助けて、すんなりとストレスなく収まっていく。 「ぅわぁぁ深いぃ…」 苦しそうに息をするレンの顔が、俺の真正面に。赤らめているその顔を見てるだけで、ゾクゾクする気持ちが湧き上がってくる。 「何回でも出せそうだ…」 さっきのバックの体勢だと、お尻の弾力でパンパン音が鳴るのだが、今度は恥骨と坐骨が当たるのでゴンゴンという音が聞こえる。それでもさっきよりもレンの体の奥深くまで届くので、 「これで一番奥まで入ってるぞ…」 レンは苦しそうな歪んだ顔をしている。 ゆっくりと引き抜き、亀頭が見えるまで引いて、またゆっくり奥まで入れる。数回繰り返していくとレンの脚がぷるぷる震えだした。 「なにこれ?すげぇ…全然激しくないのに、すげぇキテるぅぅ、ぅう、うあー」 ケツの中がピクピクっと震えたと思うと、レンのチンポから、ぴゅっと精液が飛び出た。そしてタラーッと垂れ流れてきている。 ゆっくりだけど何度も繰り返し、ケツに差し込んでるタイミングで精液が絞り出されるように出てきて、お腹に精液溜りができている。 「はあっ、はあっ、んあー、すごい、蓮、ぼく、もう、だめっ、ああん」 「もっとだ。狂っちゃえよ。」 「はぁ、ああん、ああああ」 レンのチンポが、そのたんびに大きく跳ねるが、ドロドロとゆっくり溢れ出てくる。 脚を抑えているので、自由になっている上半身が、見たこともないくらいの乱れ様で、これがあのクールなレンの本当の姿かと思うくらいだった。 俺が、レンの本当の姿を引き出したと思うと、身体が熱くなった。 「おおおっ、出すぜっ」 ゆっくり焦らしながら犯していた俺のチンポが、いきなりビクビクっと震えだした。そしてあの衝撃が下半身を駆け巡った。 ビクビクビクッ、ビュビューッ レンの一番奥まで腰を突っ込み、そのまま放出した。レンの中を溢れるくらいに出した。 「あーすげー過呼吸だぁ」 シャワーを浴びる元気も奪ってしまい、レンは足腰が立てずにぐったりしている。 「わりぃわりぃ。どれ、腕を首に回して。」 お姫様抱っこでレンを抱える。セックスが終わったレンは冷静さを取り戻していて無表情だったが、俺の首に回した腕を締め、頭を俺の肩に預けた。シャワーに行く数歩の間で、レンのケツから俺の精液がびちゃっぼたっと、音を立てて垂れていた。

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