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2. 閑話

ーーーー 「…ん……、…」 「あ、起こした?もっかい寝てて良いよ」 「………?…な、に…誰…?」 「世話係。ナカ掃除するだけだから安心しなよ」 「…ッわ…ぅ、…っ…うぅ、」 淡々と話す人にしがみ付きながら ぐちゅ…と指で開かれたソコから、散々ナカに出された精液が垂れていくのを感じる。 浅く座る椅子から落ちないよう踏ん張ろうとした脚には思うように力が入らなくて、 夢なら良かったのに、と少し涙が滲んだ。 しばらくすると指を抜き差しし、軽くシャワーを当てながらナカをかき集めるように擦られる。 「…っ……ぅ、う……」 「腰揺れてるじゃん、期待しちゃった?」 「ッ、ちが……!」 「…ふぅん。ま、続きするから暴れないでね。」 お腹のナカを彼の細くて長い指が動くたびに、強張る体とは逆に、甘い疼きが止まらない。 なんだかどこも敏感になっている気がする。 …こんな所、今まで触れた事さえ無かったのに。 それからしばらく、さんざん突かれた気持ちいい所を指が掠めるたび漏れる声をこらえる時間が続いた。 ーー 「はい、おしまい。放っておくとお腹壊すからね」 「っありがとう…ございます。あの、あなたは…」 「ただの世話係だってば…変に懐かないでね、綺麗にしたのも僕の仕事でしかないよ。」 はぁっと嘆息された時、ブブ、とその人のスマホが鳴った。すかさず取り出し確認したかと思うと、一息置いてこちらを向いた。 「……仕事入った。付いてきて。」 「へ……?」 「きみを買った人がいる。」 どこか決まりが悪そうに掛けられた言葉に理解が追いつかない。 …っ、買う…?おれ、を……?なに、それ… 「…どうしてここに来たかなんて知らないけど、きみはもうここの商品だ。指名が入れば行かなきゃならない。」 「なに、言って…」 「動画撮られたでしょ、あれを見て買うんだよ」 「………ッ、!」 「人なんて堕ちる時は一瞬なの。…ほら、早く」 ぐい、と腕を引っ張り転けそうにならながら連れていかれる。 これでいいや、どうせ脱ぐんだし、と浴室の外にあったバスローブを羽織らされる。 っ行きたくない…やめて、離して…ッ! 必死に訴えかけながら抵抗しても、淡々と、 表情も変えず人を呼ばれるだけだった。 結局、後から来た体格のいい人に腕を捻りながら連れ去られ、どこかの一室へ放り込まれた。

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