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◇ 「…っ、ほし…ッや、……ほし、ぃ……」 発情した犬みたいだ。 かくかく腰を揺らしながら自身の後ろを弄り始めたその子はもはや別人で。 「ぁ……っン……ふ、ぁ……もっと…、」 片手は俺に縋るように服を掴み、抱きつく耳元からは切なく甘い声が聞こえる。 俺に跨り膝立ちをしているから後ろは見えないけど抜き差しされる指が淫靡にテラつく様子だけは見えていて。 「どしたよー…なんのスイッチ入ったわけ?」 「…っ、ん…ッん、ぁ…ッ…届か、な…っ、」 「本当なに、勘弁してよー……」 くちゅくちゅと乱れる音がする。なんなんだ。 先ほどの様子から、こういう行為が好きではないことは分かったはずなのに。 この変わり様はなんだ。理解が追いつかない。 「っ、足り…な…っ、…ッ、や…っ、」 ほしい、とうわ言のように繰り返す少年の身体には拘束されたような痕がいくつもあって。 「…ぁぅ、…や、なのに…っ、なんでぇ…っ」 ついにはぽろぽろと泣き出してしまったその子が俺にしがみ付くから、堪らなくなって抱き寄せた。 抱き上げ、体勢を変えソファに押し倒す。 濡れた瞳で見上げるその子は声を震わせ、 弄っていた穴は先走りが垂れひくひくと疼いている。 「ゃ……ぅ、ほし……、ほしい……っ」 泣いて、蕩けて、うわ言のように繰り返して かすかに残る羞恥心からか、目を瞑り顔を背けながらも、指はひくつく穴へ伸ばされている。 「あー…くそ、ちょっと待ってて。」 どうにか目線を逸らし、立ち上がる。 可哀想な子供の変わり果てた姿に反応した自身のものが、ズボンを押し上げて苦しい。 あんな乱れた姿、欲情するに決まってる。 けど、 あれはあの子の本意ではないんじゃないか。 理性を必死に繋ぎ止めながら、こんな場所なら用意されているであろう玩具を探した。

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