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♢ つん、と引かれた裾の先には、上体を起こして遠慮がちに覗き込むその子がいて。 ぎゅう…と裾を掴み引き止めたその子は 「……あつ、ぃ…」って独り言のように呟いた 熱に浮かされているのか紅潮し、ぽやっとした顔はめちゃくちゃえろくて。 薬でも盛られたんじゃないか、と思う反面、 もう俺も、いろいろ限界で。 手首をぱしっと掴んで、顔を近づける 「あのさぁ…俺のこと聖人かなんかと勘違いしてない?」 やめろ、頭で自分の声がこだまするけど抑えられない 手首を握る手にギリ…と力が入ってしまう 「こんだけ据え膳されて、手出さないで居られるほどお人好しでもねーよ……!」 耐え切れずにソファに押し倒し抑えつけ、噛み付くようなキスをする。 「…ッゃ…んぅ…!」と抵抗する声が聞こえるけど、俺の胸板を押す手に力は入ってなくて。 「ッひぅ…っ」 胸の突起をぐり、と摘まむと簡単に身体を仰け反らせ快楽に呑まれている。 「あーくそ…かわいい…」 ほぐそうとアナルに手を伸ばしたけど、そこはディルドで十分にほぐれ未だにひくついていた 「ココも欲しがってんじゃん、ねぇ」 「…っや、……ぅ、ぁ…」 「これで奥までぶち込まれたくない?玩具だけじゃ満足できてなさそうじゃん」 入れずに周りを擦るように性器を当てる。 先端を当てるだけで、アナルは刺激を求めくぱくぱと吸い付いた。 「…っ…うぅ…や……やぁ…っ、」 「ははっ、身体は正直ってやつ?」 こんなんなってるのに、と その子の硬く濡れた性器を掴んで擦る。 それだけでびくびくっとイキそうになっている乱れたその子の脚を持ち上げて、自身をあてがった。 「おねだりして欲しかったけどいーや。入れるよ」 「っひ…、…ゃッ、…ン、ぁ、ふぁぁ…ッ!」 ばつん、と最奥まで突き上げただけでその子は達して精液を飛ばす。 ナカが痙攣しながらぎゅうぎゅう締まる。 「あっつ……持ってかれそ。」 少しだけ間を空けてから律動を開始すると、 泣きながら、とろけた顔で、 突かれるたび締め身体をくねらせる。 「ゃ…へぁ…っ、あッ…ン、ぁぅ…んン…!」 「あー、やば…」 「っ、ら…ッやら…ぁ、…ひ、やぁ……ッ!」 びくびく、とイッても止める事もせず、 快楽から逃げるように頭をふり乱すのを抑えつけ、制止の声も聞かず、狭くて熱いそこを何度でも穿つ。 「はっ…すげーな、絞り取られそう…」 「ッら、め……っひ……ッゃ、いぁあ…っ!」 またガクガクと達するその子は先から薄くなりつつあるものを飛ばす。 思い切り背を反りあー…あー…と軽くトんでいる顔も、上気した頬に涙が光って淫靡に映った。

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