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キスをしながら、するりとズボンを脱がされる。 脚から引き抜くと、今度は太ももにキスを落としながら、足の付け根へ唇が近づいてきた。 「………ぅ、ぁ…っ」 「いい子。目は離さないで。」 …こんなの、見ずになんて居られない。 綺麗なその人の小さな仕草ひとつひとつが色っぽくて、せっかく洗ってもらったばかりなのに自身が反応してしまう。 はむ、と下着越しに性器を口に含まれて、 形をなぞるように、熱い舌がソコを這う。 指ではすっかり硬くなったモノをつぃ…と撫でられ、その指がそっと下着をおろすと、 先走りに濡れた自身がぷるんと顔を出した。 「ココ、もう平気? 痛みは?」 「…っぃ…痛く、は…」 「そう。なら続けるね。」 するすると下着を脱がせながらも愛撫は忘れず 性器の側面へ優しい口づけが寄越される。 心臓はバクバク高鳴って、 これだけで達してしまいそうだ。 「 よく見てて。」 する…と白い手で片側の髪を耳にかけると 淫靡に光る赤い舌が伸ばされる。 先走りを吸うようにキスをして、 流れていた雫を横から強めに舐め上げて。 汚いのに、顔についてもお構いなしで、 たまを舌で転がし丁寧に舐め上げ、愛撫する。 気持ち良いまま充分に焦らされた頃、 ついに、すぼめた口で迎え入れられた。 「…っ、ぅぁ…、…ッ!」 ねっとりと絡む熱い舌と柔らかい唇に包まれ、 初めて受ける口淫は、とにかく気持ちよくて。 思わず閉じてしまう脚はそっと指で抑えられた じゅぷじゅぷ頭を動かし吸い上げながら、 根元の部分は軽く手でシゴかれて。 ふ、ふ、と鼻息がかかることさえ刺激になる。 その気持ちよさに小さく声を漏らせば、 ちら、と目線だけでこちらを見たその人は、 おれにふっと微笑みかけてくれて。 蜜を吸うように先端へ口付けると そっと離した口とソレの間に、銀色に糸が輝く 情けなく震えテラついた自身のすぐ横に ぺろ…と舌なめずりする綺麗な顔があるのは なんだか視覚的にまずくて、クラクラした。

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