25 / 59
6-2
キスをしながら、するりとズボンを脱がされる。
脚から引き抜くと、今度は太ももにキスを落としながら、足の付け根へ唇が近づいてきた。
「………ぅ、ぁ…っ」
「いい子。目は離さないで。」
…こんなの、見ずになんて居られない。
綺麗なその人の小さな仕草ひとつひとつが色っぽくて、せっかく洗ってもらったばかりなのに自身が反応してしまう。
はむ、と下着越しに性器を口に含まれて、
形をなぞるように、熱い舌がソコを這う。
指ではすっかり硬くなったモノをつぃ…と撫でられ、その指がそっと下着をおろすと、
先走りに濡れた自身がぷるんと顔を出した。
「ココ、もう平気? 痛みは?」
「…っぃ…痛く、は…」
「そう。なら続けるね。」
するすると下着を脱がせながらも愛撫は忘れず
性器の側面へ優しい口づけが寄越される。
心臓はバクバク高鳴って、
これだけで達してしまいそうだ。
「 よく見てて。」
する…と白い手で片側の髪を耳にかけると
淫靡に光る赤い舌が伸ばされる。
先走りを吸うようにキスをして、
流れていた雫を横から強めに舐め上げて。
汚いのに、顔についてもお構いなしで、
たまを舌で転がし丁寧に舐め上げ、愛撫する。
気持ち良いまま充分に焦らされた頃、
ついに、すぼめた口で迎え入れられた。
「…っ、ぅぁ…、…ッ!」
ねっとりと絡む熱い舌と柔らかい唇に包まれ、
初めて受ける口淫は、とにかく気持ちよくて。
思わず閉じてしまう脚はそっと指で抑えられた
じゅぷじゅぷ頭を動かし吸い上げながら、
根元の部分は軽く手でシゴかれて。
ふ、ふ、と鼻息がかかることさえ刺激になる。
その気持ちよさに小さく声を漏らせば、
ちら、と目線だけでこちらを見たその人は、
おれにふっと微笑みかけてくれて。
蜜を吸うように先端へ口付けると
そっと離した口とソレの間に、銀色に糸が輝く
情けなく震えテラついた自身のすぐ横に
ぺろ…と舌なめずりする綺麗な顔があるのは
なんだか視覚的にまずくて、クラクラした。
ともだちにシェアしよう!