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7-1 パーティ

「よう、新入りくん。」 「……?」 次の日。 部屋にいると知らない人がやって来た。 若くて、少しやんちゃそうな、かっこいい人。 「今日は雑用頼まれてくれ、話は通してある」 これ服な、と渡されたのは 白いシャツと、黒のベストや蝶ネクタイ。 たしかギャルソンって言われてる服だ。 言われるがままにその服に身を包む。 蝶ネクタイはぱちんと留めるだけの物だったから、おれでも簡単に着けられた。 着替えると、廊下を歩きどこかへ案内される。 「雑用って、お兄さんもするんですか?」 「おー、俺はあくまでサポートだけどな」 同じ格好のはずなのにスラッとしたお兄さんはすごく様になっていて、背も低くて細いおれは全然かっこよくなくて、少ししゅんとした。 「てかお兄さんって。辰巳でいいよ。」 「あ、タツミ、さん…」 「おう。よろしくなーユーリくん。」 「へ…?……ゆ、ゆう……?」 「なにお前。自分の名前しらねーの?」 店での名前ユーリくんで登録されてんだぜ、 そう言って呆れたように笑われる。 だって、おれの名前はユウリじゃないのに。 「本名なんざ使わねーよ。身バレすんだろ?」 無知だねぇ、と小馬鹿にして頭を撫でられた。 知るわけないじゃん、と歩きながら少し不貞腐れていると、何がそんなにおかしいのか、タツミさんは愉しそうにからから笑っていた。 「…そういえば、雑用って何をするんですか?」 話を逸らそうと、聞いていなかったことを聞いてみる。 こんな格好だし、接客とか皿洗いかな。 料理はあまり出来ないけど大丈夫だろうか。 「ん、ちょうど着いたぜ。」 「……?」 これといって物もない、狭くて小さな部屋に案内されると、壁に手を付くよう指示される。 よく分からないままとりあえず言われた通りに壁を向いて両手を付くと、後ろに来たタツミさんにいきなり、ずるっとズボンと下着を脱がされた。 「なっ…!?」 「すぐ済むよ。」 そういうと手早くおしりにローションを垂らして、なにか細長いものを突っ込まれる。 「っ…ひ、…!?」 「細いバイブだから余裕だろ?」 「…ッ…ぅ…っ、やめ…!」 ほぐしてもいない入り口はきつきつで、ねじ込むようにぐりぐりと奥まで入れられた玩具で拡げられる。 玩具は長くて入り切らずに、ソコは拡げられたままバイブを咥え込んでいて。 「ほら、スイッチも入れてやるから。」 「ッ…ゃ、やだ……っ!」 「だーいじょうぶだって、一番弱くしとくし」 「んぅ…ッ…!…っふ、ぁ…」 微弱な振動がナカからダイレクトに伝わって、身体がぞくぞくする。 でも、細くて、イイトコロにも当たっていないこの程度の刺激じゃ達するほどでもなく、 ただ敏感なナカを、ブブブブと無機質に虐められて。 「やっぱ感度いいんだなーユーリくん。」 「っ…ふ…、ぅう…っ」 「んじゃ、ベルト付けとくから外すなよ。」 T字のベルトを股に通し、バイブを抑えるように引っ掛けると腰でカチリと留められる。 そして、それをつけたまま下着とズボンを履かせられた。 「あれ、バイブでズボン突っ張ってるな。」 「…っさわん、ないで…ッ」 「小柄だもんなーもっと小さい方が良かったか。」 おなかを押さえてかくかく震えるおれを観察しながらひとり反省会をしてるタツミさんに、バイブを外してくれる気配はなくて。 「っ…これ、やです…、」 「ちょっとは馴染んできたろ?んじゃ行こうぜ。」 「…ま、って…」 「頑張んな。こんなんただの余興だぜ?」 ぐい、とおれの手を引き小さな部屋を出たタツミさんは、振り返らずにどこかの部屋を目指す。 おれは歩くたびにバイブが食い込んで、泣きそうになりながら後ろを引っ張られていった。

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