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第3話

相沢と体の関係を持つようになって三年。 “相沢は相手が本気になると興味がなくなる” 初めてその噂を聞いたのは高校の時だ。 相沢は気付いてないけど僕らは同じ高校の同級生で、最初はただ憧れていた。 けど高二の時、女性関係も派手だった相沢が男もいけるのだと密かに知ってしまった僕は、どうしても相沢の肌の熱を知りたくなったのだ。 志望校を調べて猛勉強の末、この大学に入り、髪型を変え、眼鏡を辞めて、喋り方すら変えた。 出身も偽り、少しずつ相沢に近いて友達になると。 慣れていると装いベッドに誘った。 色々あった三年だったけど、終わるとなるとあっけないもんだな。 相沢の返事は「そうか」の一言だけだったし。 マイナスの印象でも残ればいいとか少し思っていたけど、それすら思い上がりだったことはただ虚しい。 歩いているとポツポツと雨が降って来て、運の悪さも笑えてくる。 その雨はだんだんと強くなってきて、今まで偽り続けた罰なんだろうなって、涙は全部雨に流された。 傘もささずに歩いて帰った僕は案の定、風邪をひいた。

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