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第18章 第3話(3)

 全身を突っ張らせて絶頂を迎えた如月は、ビクビクと身をふるわせた後、ゆっくりと硬張りを解いていった。如月の放ったものを群司は嚥下し、ぐったりと横たわる如月の躰の向きを変えさせる。うつぶせにした状態で腰を引き寄せ、(かか)げさせた尻を両手で左右に割り開いた。 「やっ!?」  驚いた如月が、まだ力の入りきらない躰を緊張させて振り向いたときには、目の前に曝された後孔を、ベロリと舐め上げていた。 「ひっ!? やぁあ……っ」  如月の背中が大きく撓る。 「やっ……やっ……ぐん、じっ、なっ…で、そなっ、とこっ。あぁっ……んぅ~……っ!」  物欲しげにひくつく穴に、尖らせた舌を差し入れた瞬間、如月は腰を大きく反り返らせて全身を硬直させた。 「やぁあっ、そこっ、だめっ。舐め、ちゃっ……やだッ。ダメッ」 「いや? でも気持ちよさそうだよ? 可愛いおくちが、もっとって言ってるみたいだけど?」 「…って、ないっ。言ってない、からあっ」 「そう? でも俺は、したいな。琉生さんのここ、俺を受け入れてくれる大事なとこだから、傷つけないようにいっぱい可愛がってあげたい」 「でもっ、ローション、ある…のに……っ」 「あるけど、いまの琉生さん、メチャクチャ色っぽくてそそられる。ね、このままもうちょっとだけ、可愛いがらせて?」  逃げないようにガッチリと腰を押さえこんでさらに如月の足を開かせると、群司は丸見えになっているピンクのすぼまりに顔をうずめて丁寧に唾液をまぶしはじめた。 「ひぅっ……やっ……や……っ。……っん……んんんっ……っ」  ピチャピチャと室内に響く淫猥な音が羞恥を煽るのだろう。枕に顔をうずめ、シーツをきつく握りしめる如月の肌が首筋まで真っ赤に染まっている。身を硬くして懸命に声を殺す中、舌で内壁を舐め回していた群司が前に手をまわしてゆるく扱き上げると、細い躰がビクッと撥ねて小さな悲鳴が漏れた。 「ぐんじ……ぐんじ……っ、もっ、これ、ヤッ……」  懇願にも似た泣き声に、群司はようやく舌を抜くと、先程封を切ったローションの蓋を開けて尻の狭間にとろりと垂らした。  後孔から会陰にかけて、マッサージをするように塗りこんだ後、すぼまりに中指をあてがってくぷりと潜りこませる。女の子座りのまま突っ伏したような体勢になっていた如月は、ふたたび全身を硬くして息を詰めた。 「ごめんね。痛い?」  尋ねた群司に、如月は首を横に振る。 「…た、くな、い。ひさしぶりっ、だから……」 「うん、そうだよね。ゆっくり慣らしていこう?」  群司の言葉に、如月は身を縮めながら頷いた。  入り口部分にさらにローションを足して、滑り具合を確認しながら内部を掻き回しはじめると、如月の躰から徐々に硬張りが解け、腰が揺れはじめた。

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