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⑤
『はぁ、はっ……国?お前…』
『だ、だから、あかんって…言ったやろぉ!!
しこたま勃たされて、こ、こんな事……初めてやったからッ、俺、俺…お前の中でイ、イってもうたやんかっ……俺、お前ん中に…ご、ごめん』
『ッ、!!』
うわっ、今のは……キた
勝手にやらかしている俺が謝る所を、自分が悪いみたいに
コイツは本当…
『お前って空気読めねぇよな』
『へ?う、うああっ!?あ、ぁ…動くの止め…ぁあ、なんやこれ……絡み付いて、熱、ぁ…っ』
今だ挿れたままの状態で腰を揺さぶる
じくじく疼く感覚が全身に回って、まるで体全部が心臓になってしまったみたいにドクドクし始めた
『あ、あ、やばっ、国の気持ちイイ…ぁ、あ』
『ッ、ぉおおお前っ、く…漢、手っ、手ぇ外しい…っは、ぁ…
これ以上……イくと俺、変になるからっ、っ』
『いいなそれ……ッ、もっと悦くさせてこの体……俺から離れられなくするのも、いいな…ん、んっ、』
『ぉおおおおいっ!あ、ぁあそない腰振られると…漢の中……気持ちえくてマジあかんっ…またイ…ッ、くぅう』
奥いっぱいに満たされるモノに
腰が砕けるような快感に
一気に頭が真っ白になって……
…………
……
…
(とか、やってみたい)
コイツの事だ
俺のテクで落とすのも、イイかもしれねぇ
と、思いにふけっていた時
ポンっと手のひらを打つ音と国が
「あっ!!」
そんな何か思い付いた様な声に現実に戻された
「なぁなぁ、漢……ホンマに夏美ちゃんフって、なんもないんか?」
「ああ、なんもねぇよ。名前も覚えて無かったんだぞ」
「そかそかッ、夏美ちゃんは今フリーか……
ほぉ~ほなフられた寂しさ俺が埋めてくるかな!
そしたらあの大っきい胸が……毎日俺はエクスタシー……ぶしししっ、って痛ぇーーー!
漢ッこの馬鹿力なにするねん!」
「うるせぇ、さっさと学校行くぞ!」
「み、耳千切れるからぁああ!」
馬鹿で空気読めない国のせいで
まだまだ妄想のような現実は程遠い
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漢くんの頭の中は、ムッツリどっピンク一色です!
妄想が現実となる日は来るのか…
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