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第186話
あの頃の気持ちに (ジュンヤ)
その39 (18禁 )
「 ああ、あ、 」
ブーンと鳴る低い回転音と同調するかのような呻き声。切れ長の目は見開きっぱなしで眦からは涙が伝い落ちる。
いい、いいと喘ぎながら口をパクパクさせているその口に赤黒く怒張した竿を押し込んでやろうか。
小刻みに唸りながら震動している男をかたどったそれを半開きの口に頬張らせる、一瞬ジュンヤの目が見開いてその瞳を濁らせる。
最奥まで挿れたまままだ動いてもいない俺のものを下の口で強く喰むと、ジュンヤの天をついたペニスの孔はコプリと白い花を迸らせた。
獣のような声を上げ咥えたどす黒いおもちゃのすきまからよだれがひっきりなしに溢れてくる。
それは、顎を伝い喉ボトケの先、尖った鎖骨の窪みを潤す。
乳首にはもうたっぷりと俺が舌でしゃぶった痕が濡れて光る。
薄桃色のテラテラした先を摘んでやると大きく仰け反り縛られた両手で口の中を侵しているグロテスクな塊を放り投げた。
仰け反った身体の奥深く何度も押し入って痙攣する腸壁を味わうと、もう何度目かの逝きを迎えたジュンヤのペニスからは透明な液体が緩慢に溢れてくる。
俺もそろそろフィニッシュするか……
下腹を尻たぶに押し付けたまま、何度かグリグリと回してやるといっそう喰いついてくる。
目の奥に白いものがよぎり快感が背骨を走り抜けるたびにドクドクと大量に精液が押しだされる。
「 あぁ、、」
「 ぁん、あ、い、ィ…… 」
俺の腹の奥から出た呻き声とジュンヤのか細い悲鳴が重なった頃、俺もやっと気をやった。
荒い息を吐くジュンヤの唇にしつこいくらいのキスを落とすと、まだ澱のように溜まっていた快感が背骨を恐ろしい勢いで駆け抜けた。
ジュンヤが怒ったように頭を振って俺の唇を外す。
「 遅、い……遅い!
長過ぎる 遅漏、変態!」
弛緩した身体で指も動かせないくせにわあわあと文句を言う口を黙らせるために俺は萎えて弛んだペニスの先を指で弾いた。
「あ、いた! 」
息を飲み込み俺から遠ざかろうと逃げる腰を掴まえて、ジュンヤの片脚を大きく持ち上げ俺の精をたっぷりと仕込んだ孔に指を入れた。溜まっている白濁した液をわざと丁寧に掻き出すと、逝って敏感に震える場所を再度明け渡し言葉を失い喘ぎ声しかあげられないジュンヤがなんとも支配欲に唆られる。
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