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第191話

あの頃の気持ちに(ジュンヤ) その44(15禁) 俺の方も男を興奮させるのに慣れきっているジュンヤの愛撫で息をするたびに性の衝動が上がってくる、ビンと勃ち上がり芯の通ってきた竿とその下の重たく垂れる袋を器用に口と鼻で弄りながら、ジュンヤは自分の服を剥いでいった。 性臭の立ち込める部屋で チャイムが鳴る。 殆ど裸になってる男しか居ない部屋でその音がやけに軽やかに響きわたる。 「 あ、シャンパンきた 」 と俺の下腹から顔を離し、かろうじてハイレグのビキニブリーフを履いてる格好で応対しようとするジュンヤ。トラウザースをひっつかんであげる間に止める暇もなく、ジュンヤはドアを開けるとそのままワゴンを招き入れる。 可哀想に真っ赤になったスタッフの男性がおずおずとワゴンを運ぶ。悠々と半裸を晒したジュンヤにチップを貰い頰に軽くキッスをされると、転げるように部屋を飛び出していった。 そりゃそうだよな、運び込んだワゴンのすぐ先で真っ裸のエドとそれに跨った潤がお尻を振りたくってセックスのまっ最中なんだから。 開けてと渡されたシャンパンを丁寧に開ける。多分この部屋付でエドって男が払うんだろう。 案の定、ホテルに常備してある中では最高クラスのクリュッグのヴィンテージが3本。 泡立つ淡い琥珀色のそれをグラスに注いでやるとジュンヤが美味そうに一気飲みする。 俺はもう一本を今度は威勢良く開けると、獣二匹に近づいて頭からボトルを傾けてやった。ジュッと音がしそうなほど熱くなった肌にシャンパンが流れ落ちる。 ザマアミロと吐き捨て半裸のそれもグラスを持ったままのジュンヤを連れて部屋を出た。 「 あんた最高 」 と笑い転げるジュンヤにジャケットを羽織らせ辛うじてスニーカーを履いていたことに安堵する。 手を繋ぎエレベーターに飛び込むと一気に駐車場まで辿り着く。 「 こんなくだらないゲームに誰が付き合うか!お前はもう俺のものだ。あいつらと会うのも今日が最後だ 」 助手席に放り込んだ途端噛り付いてついてきた唇、そのシャンパンの薫り残る口内に濃厚に舌を絡ませた。

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