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第4話
ロックの日に その4
「地下室?ですか?」
「そうそう、このうちには防音で地下室があるんだよ」
「いっつもここで練習させてもらってた」
「昔はじいちゃんととばあちゃんしか住んでなかったからな」
「懐かしいな〜〜」
それぞれ、勝手にビールや水割り飲みながら、
俺には分からない昔話を聞いていると、
菅山先生が
「これからさ、少しやるんだ」
「は?なにをですか」
「なにおって、バンド連中集まったら、ジャムるんだよ」
「あ。俺お邪魔なら帰りますけど」
チャンス!とばかりに伝えた言葉はあっさりと否定され、
「なんのために三枝君連れて来てんのよ
聞いてってよね」
益々頭には盛大な?マーク
「おれ、プログレでしたっけ?
全くわかりませんよ」
「イヤー今はラジオなんかでリスナーが俺らの歳くらいだとよく流れてるから.
三枝君でも知ってるよ」
強引に話をまとめられて、引きずられるようにエレベーターで今度は下へ。
なんで俺?
前から菅山先生には色んな事、所に誘われるから、
死ぬほど朝が早い築地の朝市とか、
湘南の美味しいと聞いたはずの、パンケーキの店とか、
そういえば、どっかのロックフェスにも、行ったな。(嵐でずぶ濡れになったけど)
俺のこと気には入ってるのかなーくらいは思ってたけど、今回はとみに怪しい…
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