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第59話
a memory from summer no.52
恋人編 その13 (職場編 その45)
誰?
聞いたことのある声にうしろを振り向くと、そこには朝から堂々とあくまでも威圧的な青木さんが立っていた。
「おう 」
軽く手を挙げた教頭先生に、俺が彼がなぜここに?と疑惑の目を向けると、
コホンと咳払いしたのは俊だった。
目でこちらは?と教頭先生に問いかける。
「 青木、こちらは三枝先生の親しい"友人"…の割井さん。で、
今来たのは、俺の古い友人の青木 」
いかにも我が意得たりという顔をした青木さんが俊に手を差し出す…
「 誠明会サピオの 塾長、経営者、そして創設者の 青木真名彦です 」
やけに長い自己紹介に俊もややひいた感じだが、そこは負けないいつものやり手商社マンの態度で手を差し出す。
「 わたくし、丸キ商事株式会社の
エネルギー開発本部開発室課長補佐の
割井 俊と申します 」
俺も聞いたことのない会社の役職名まで名乗ってる…お互いににこやかに、ガッチリ握手をしながらも、なんか空気は変だ。
教頭先生の
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ベントレー
パワフルな6.0リッター W12ツインターボチャージドエンジンを搭載し、その出力を575PSから590PSにまで高め、最大トルクは720Nmを実現した。革新的な気筒休止システムによってパワーアップを実現する。
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車
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