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第131話
シンガポール ハイ 28 (18禁)
俺は男の前で雄を晒して、三本の指で見せつけるように緩くそれを勃ちあげる。
脱いだ衣服を踏みながら誘うように後ろに下がる。
部屋の明かりはつけなくても、前面の大きなガラス窓からはいる夜景の明るさで室内は仄かに明るい。
真っ裸になった俺は俊にとらえられ、勃ち上がったペニスは長く節高の男の指に握り込まれた。
そのままサッシを開けて俺を引きずるようにベランダに出る。
12階からの夜景は目の前に傘を広げる人口のツリーが極彩色にライトアップされている。
ベランダの柵に裸の俺を夜景にさらけ出すよう前向きにもたれかけさせ、腰を掴み、双丘を乱暴に揉んだ後、ねっとりと汗をかいた股間に入れた太ももでその狭き場所を広げる。
2人とも一糸まとわぬその淫猥な格好で真正面を向けば、ツリーの吊り橋から俺たちの姿が見えるのではないかと羞恥と、正反対の期待で心が鳴り始める。
鉄の冷たい柵に乳首が押しつぶされ、冷たさで背筋が痺れるように反り、ますます乳首を硬い柵に擦り付ける。
弓を描く背骨に沿っていやらしく指を這わせ、俊は迷わず双丘の谷間に隠れた蕾を、もうひとりの俺がまだ欲しがるなと閉ざしていた秘孔の周りを、舐めほぐす。ピチャピチャと舐るように舌を這わせ、舌先を丸めマドラーのように逸路に押し込む。突いてはしゃぶり、睾丸までベタベタに舐め回して、両指で拡げた孔に口内に溜めた唾液を満たす。
浅い口のむず痒い刺激と奥の方に流れてくる唾液の感触に蝕まれ俺は爪先立ちになる。
「 出すところにたっぷり呑み込んで、
いやらしい孔だ、もっと欲しいものがあるんだろ? 」
もうひとりの俺も被虐の喜びに音をあげた。
「もっと、きて!もっと奥、奥に来て! 」
と四つん這いの身体に染み入る欲に、素直になり濡れた声音でねだると、
「 捕まってろよ 」
と、両脚を抱え強く柵にオレの裸体を押し付ける。両脚の浮いた上半身は柵を完全に超えてしまう。
恐怖と快感とで、身体中の孔から汗と涙と淫液とが溢れ出した。
片方の足首を掴まれて柵の上にそれが持ち上げられると、勃ち上がったペニスから下腹を湿らし胸を辿り乳首の先に伝わった尿が滴り落ちて来る。
「 ああ、イャ、漏れてる……」
その頃には身体を伝わるそれも冷たくなり、俺の乳首は完全にその冷たい刺激でピンと尖った。
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