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第141話

シンガポール ハイ 38 (18禁) 困った、俺はトイレにも行きたくなってきた。 適当なところでアンドレイがタクシーを止める。大通りから一本入るとそこはもう異国、異国の中の異国。 行ったことはない中東の街並みはこんな感じなのか? アンドレイが街をぶらぶらしながら、俺の隣で盛んにあちこちの店番に話しかけている。 俊は相変わらず女性達に捕まったまま。朝霞さんと杏果があちこちで足を止めながら楽しんでる様子は、まるでデートだな。 それにしてもどんどん尿意が増してくるのはなんでなんだろう? 様子のおかしい俺に気づいていたのかアンドレイがこっちへと腕を引っ張る。 『 なに? 』 と聞くと、耳元で 『 僕の店はそこ、トイレもあるから 』 トイレと聞いたらますます我慢できなくなってきた。 『 お願い 』 と言うと、食べ物屋の角を曲がりその奥にある店舗に入っていった。仄暗い室内を通ってその先の小部屋に通されると、 一気にハーフパンツを下され、後ろ向きにされる。 『 なにする! 』 目の前には真っ白な便器があった。 アンドレイはいつのまにか持っていた紐で俺の手首を後ろ手に縛ると、 笑いながら、 『 さあ、我慢して苦しかったろ? 』 と俺の下着も足下に落とした。 やめろ! 思わず日本語が出る。 『 クク、自分のペニスも持てないのに? 』 と言いながら俺のペニスを捧げて 『 ミックスジュース効いたね、ほら出してごらん 』 と扱きだした。 片手はその下の陰嚢を軽く揉みながら、亀頭から竿の根元まで何回も何回も指を滑らす。 騙された口惜しさと我慢できない快感に身体中が熱くなる。 歯をくいしばるけど出るものは防げない。 チョロチョロと水音がして俺はアンドレイの手で放尿させられたのに気づいた。 『 ヒロシはこんな姿まで綺麗だ 』 俺のうなじに口づけを繰り返しながらアンドレイが囁く。 そのままアンドレイの指が後ろに回り、なにかねっとりしたものをまとって畝りだした孔を押し開いてはいってきた。覚えのある快感に気づいた時には指は根元まで挿れられ、腔中の何かを探すように弄られる。 せめて声を出さないように、歯をしっかりくいしばると、前の竿を刺激され快感が頭の頂点まで突き抜ける。 何かペニスに塗られたんだ、とその時気がついた。

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