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第170話

あの頃の気持ちに (ジュンヤ) その24 (18禁) 「 欲しくなった?なにをどこに 」 言わなくて良くてもわざと言葉にする。 頰を膨らませながら上目遣いに見るなよ、反則だよ、お前が俺に挿れてたんだろ! そう思いながらも、黙って俺は自分の口でジュンヤの口を封じた。 とろとろに蕩けそうなほど熱い口腔内、舌がわざと逃げるように彷徨うのを難なく捕まえて絡め取ってやる。ついでにたっぷりと喉の奥に唾液を与えれば、トロントした身体が薫りを放った。 妖艶で淫靡で欲が匂い立つ身体。ステージの上では衣装を纏って隠してはいるが、真っ裸になっていれば目の前の雄は堪らない誘いを放つ。 さっきから猛ったものが治らない俺の身体は従順にジュンヤの窪みを欲しがっている。 「 欲しいのか?いいのか?挿れるぞ 」 こんなに即物的な気持ちで交わることは久しくなかった俺は、ジュンヤの弛緩した身体をひっくり返すと、唇の前に俺の淫液滴る怒張を突きつけた。二、三回唇を掠めるようにその砲身を揺すり、 「 いいか、これを、今から、お前の、中に 」 と唱えると、ジュンヤは延ばした舌先で俺の鬼頭をペロペロとしゃぶり満足げにその唇の端を引き上げた。 眼下には男の身体、それも極上の艶と薄く綺麗についた筋肉に覆われた柔らかいところのない肢体。しなやかで強靭な美しい裸。股間はしっかりと黒い繁みに覆われて性器は雄々しくそそり立っている。それを視姦しながら、太ももを割り膝を両腕に抱えると、手で傘の張り色濃くした性器とたわわな果実の様な睾丸を持ち上げる。彼の秘めた蕾が目の前に座るように更に脚を天井に向けて持ち上げると俺をムスコを押し当てた。 「 あ、あん……きて、きて 」 ジュンヤの強請るような声と用意された用にねっとりとした液で濡れたそこは俺を難なく受け止めると、誘うように細かく煽動し中に砲身を引き入れる。さっきのジュンヤの挿入で逝けなかった俺には酷な性器と化した機関の動きだった。 「 おお!」 という咆哮と締め付けに背筋からケツの孔まで震えが走る。嵩張った砲身を全部納める前に堪らず射精が始まる。長いその放出の間になんとか奥にねじ込んで、白濁で泡立つ淫液ごとピストンしながら痙攣する腸内をしごいてジュンヤを酷く喘がせる。

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