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誓い14

劉祜の切先が抜かれる瞬間、粘着質な音が室内に響く。 それから、レオニードがあおむけになると視線が絡む。 俺もあんな風に欲情に濡れた瞳をきっとしているのだろう。 瞳の奥が欲がにじむような眼をして劉祜を見上げているに違いない。 どちらともなく、誘われる様に口付を交わす。 レオニードがそれに夢中になっていると、劉祜が再びレオニードの体を拓いた。 中の当たる角度が先ほどまでと違っていて、ふいにレオニードは切羽詰まった声を上げる。 「奥、気持ちいいのか?」 劉祜に聞かれてレオニードは肯定も否定もできなかった。 ただ口から洩れてしまう喘ぎ声を止めたくて自分の口元を手でふさいだだけだ。 そんなつもりの無かった声がレオニードの口からもれる。 それを咎める様に、劉祜がレオニードの両の手を縫い付ける様に自分の手で押さえつける。 それから、香油の力もあってか、大分なめらかに抽挿を繰り返すことが出来る様になった結合部をパンパンと打ち付けた。 たまらなかった。 目の奥が白む位の快感の逃がし方も分からず、ただただレオニードは喘ぎ続けた。

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