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めでたしめでたしのその後で4
「抱いてほしいと請うのは浅ましいですか?」
「いや。」
劉祜はすぐにそう返した。
王の話も国の話も、それから、この先の話も結局今日は何もしていない。
自分が随分と俗物だったということをレオニードは久しぶりに思い出す。
この人と婚姻をするまでは、ずっとそうだったのだ。
彼が王ではない今だけは、ただ一組の番 として触れ合うことを願っていいのではないかと思った。
「俺も、レオニードの事をもう一度抱きたいと思ってた。」
劉祜は目を少し細めてそう言った。
まるで肉食獣の様な瞳だとレオニードは思った。
そして、その瞳が自分にのみ向けられることがうれしかった。
◆
初めての時は、多分とても舞い上がっていた。
レオニードは乳首をいじられながらそう感じていた。
そのまま寝台に押し倒されて首筋に印をつけられた後、劉祜はレオニードの胸を愛撫していた。
ジンジンと疼くような鈍い快楽をそこで感じる事にレオニードはまだ慣れていない。
「ふっ、あぅっっ……。」
吐息が徐々に艶めいたものになっていく。
劉祜がレオニードの乳首に舌を這わせるといよいよ我慢できなくなって、レオニードは劉祜の後頭部に手を伸ばした。
そのまま髪の毛をぐしゃぐしゃとまさぐる様に撫でる。
そうでもしないと快感を紛らわせそうになかった。
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