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「な、に?貴様、なに言ってー…」 「まった、またぁ~!嘘つくなって!」 「お、おい……」 「嘘じゃねーよ!あっ、お前信じてねーだろ! だから、嘘じゃないって!嘘じゃない!」 俺の言葉を無視して二人で会話が進む 嘘だ、嘘じゃない… そんなやり取りはどうでもいいから、とにかく目の前から居なくなって欲しい 「っ、それなら見てろよ!」 蚊帳の外ならそれでもいい… そう思って次の授業の準備でもしようとした矢先 グイッと力いっぱい腕を引かれた 「と、おい何す………っ?」 急に話せれなくなる 柔らかいものが唇に押し当てられて、何が起きているのか分からない 今まで耳に届いていた煩かったはずの教室が、一瞬静寂に包まれ そして悲鳴とも聞こえる歓声、嬌声なのかとにかく 最高潮に騒がしくなった 「な?これで信じたろ!」 なんだ、今のは? 今さっき口に感じた柔らかいものは? 「今、の……」 陽向の顔が思ったよりも近くにある 少し赤みが掛かった笑顔が満足気で 「どうだ、見てたか?陰山とのちゅーー!」 ちゅーー…? 「マジかよ、嘘じゃなかったんだ」 「な?だから俺と陰山、付き合ってんだって! 今度は舌入れるから見てろ!」 ちゅー……って接吻か!? 「っ貴様……」 「陰山?陰山?あれ、白目向いてる? うわっ、陰山が倒れたーーー!」 俺はその後、保健室に運ばれたらしい ■■■■■■■■■■■■■ 地の底を這うマイナス思考と変な自信だけはあるプラス思考の学生くんコンビ! このお2人さんに幸あれ…

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