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「き、キ、き~貴様ッ!なんて物を持ち込んでいるんだ! こ、ここここんな、雑誌…」 机の下から出てきた陰山は顔だけじゃなくて、首まで真っ赤かで そんな陰山を見るのも初めて。 雑誌を持つ手も大きな声も震えている陰山も初めてで… 「あっ、陰山も見よ、見よっ!九條が持って来たんだ、このグラビア雑誌~! 女の子いっぱいいるけど、どの子好き?この水着の子?」 嬉しくなる せっかく一緒のクラスなんだし、友達になりたい 笑って喋って…と、他のみんなみたいに。 そう思って陰山の机に雑誌を拡げた 「ッ!!!見る訳ない!早くしまえ!」 「イイじゃんイイじゃん!この子、セクシーだよな?なっ、陰山!」 「セクシー…」 俺の指差した雑誌に目を移した陰山 すると… 「ぁ、あ、あ……」 ボボボッ そんな音が聞こえるぐらいに顔が今よりも赤くなって 「なぁ、大丈夫か?陰山、熱あるんじゃ…」 ちょっと心配になった 長い前髪を上げておでこに手を当てる 「え?な…」 「陰やー…ま?」 と…… 恥ずかしいのか伏せていた目が俺とかち合った (ッ、か……可愛ッ!!) 潤んだ切れ長の目 長い睫毛がフルフルと震えていて、赤くなった顔 その瞬間 ドクンと心臓が跳ねた

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