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「~ッ、ッ!」 何だこれ、何だよこれ! こんな顔初めて見た! 陰山ってこんなにッ、こんなに可愛いとか俺知ら… 「何するんだ貴様ッ!」 「痛でっ!あっ、陰山!」 すぐさま俺の手を払い退け立ち上がった陰山は バタバタと教室から出て行ってしまう 「あ~あ~あ~…行っちゃった」 「陽向、なにやってんだよ~」 「九條……俺ッ」 「うわっ、くっつくなって!キモい、暑苦しいッ!」 心臓がバクバク止まんなくて、すっげぇ痛過ぎる あの潤んだ目に体がムズムズしてくるこの感じ こんな事、今までなかった (綺麗な顔だったなぁ……それよりも) いつも無表情な顔があんなに真っ赤になって 泣きそうで… やべぇ、俺 今、九條にしてるみたいに、陰山をギュっとしたくて、もっと触りたくて 堪んない! 「どうしようどうしよう!俺、好きになっちゃった!」 「はぁあ、何だ突然?俺じゃねーよな?つーか、ついに頭沸いたか?」 「なぁなぁ、九條。告白って手紙派?それとも面と向かって直接系?陰山にはどっちがいいかな?」 「うわっ、無視かよ」 「そん時さ『触ってもイイ?』で良いかな? あっ、それとも『一緒にエッチしよ!』そっちの方が分かりやすいかな?」 「……『付き合って下さい』が妥当じゃね?」 「そっか!サンキュー九條! 『俺たち付き合おう陰山ッ!』『付き合うしかないから!』よしっ、もうちょっと練習するか!」 「おーおー頑張れ~」 図書室にいた陰山に練習の成果を発揮するのは 次の日の出来事… ■■■■■■■■■■■■■ そんなこんなで、いざ告白ッ! 結果、陰山くんぶっ倒れましたが…

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